参考書でDIY

参考書や問題集を使用した大学受験の独学をサポート

赤チャート vs. フォーカスゴールド

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はじめに

赤チャートは他の網羅系よりも例題での対応範囲が広いのでオススメの参考書です。学校でチャート式の他の色やフォーカスゴールドニューアクションレジェンドなどが配布されている場合には教科書と合わせてそちらを使用すると良いと思いますが、もしそうでなければ是非赤チャートも検討してみてください。ここではフォーカスゴールドと赤チャートを比較してみました。興味のある人は参考書選びの参考にしてください。

青チャートとの比較はこちらを見てください。

内容

赤チャートもフォーカスゴールドも教科書の講義部分の理解が必要です。入試の発展問題に対するアプローチは異なります。赤チャートが総合演習第二部でフォーカスゴールドが実践編で対応してます。

問題の種類

赤チャート Focus Gold
Check問題 マスター編 Check!
例題 例題
練習 A 練習
練習 B,C
演習問題
StepUp
章末問題
チャレンジ編 LevelUp
総合演習 第一部 演習
第二部 実践編

レベル設定のある問題

赤チャートのレベルマークは「例題」のみに付与されています。一方フォーカスゴールドは「Check!」「例題」「Set Up」「章末問題」に付与されています。

レベルマークの比較

赤チャート Focus Gold
★☆☆☆☆
★★☆☆☆ **
★★★☆☆ ***
★★★★☆ ****
★★★★★

共にマークが3つまでが教科書の節末・章末問題レベルです。赤チャートの「★★★★★」と同レベルまでFocus Gold で到達するには「チャレンジ編」も必要となります。

問題数

文系 (数学Bまで)

赤チャート Focus Gold
Check問題 134 マスター編 Check! 278
例題 789 例題 745
練習A 789 練習 745
練習B,C
演習問題

122
261

StepUp
章末問題
526
93
チャレンジ編 LevelUp 80
総合
演習
第一部 108 演習 120
第二部 72 実践編

理系 (数学IIIまで)

赤チャート Focus Gold
Check問題 159

マスター編

Check! 368
例題 1109 例題 1055
練習A 1109 練習 1055
練習B,C
演習問題

182
361

StepUp
章末問題
776
136
チャレンジ編 LevelUp 113
総合
演習
第一部 144 演習 171
第二部 90 実践編

まとめ

総問題数は赤チャートの方が少ないですが、到達点は同じぐらいです。

書籍の購入や店舗検索は ハイブリッド型総合書店 honto を利用してみてください。

数学を極める

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はじめに

数学は、理系にとって最も優先すべき科目ですが、文転しても受験で有利に使用できる大学がたくさんあります。数学を効率よく極めたい人は参考にしてください。

文系科目と異なり難度レベルを上げても語彙などの新しい知識の暗記が追加されることはなく、基本的に教科書にある定理や公式の新しい使い方や組み合わせ方を取得していく科目です。よってレベル別にスパイラル方式で完成させていくと効率よく知識を定着させることができます。

自分のレベルを確認するために一度自身の志望校の過去問の問題と解説・解答を読んでみてください。解けなくても解説・解答が理解できればそのレベルの問題から始められます。もし理解できなければレベルを下げながら解答が理解できるレベルを探ってください。

数学の難易度レベル

数学は一つ下のレベルの内容を組み合わせて現レベルの問題を解くため、スバイラル方式を利用してレベル別に仕上げると「思い出す」というステップを経て記憶に定着しやすくなります。

レベルには次の4つがあります。

  1. 教科書の例や例題レベル
  2. 教科書の章末問題レベル + 入試基礎
  3. 入試標準レベル
  4. 入試発展レベル (理系のみ)

教科書の例や例題レベル

受験勉強のスタートラインに立つためにはまずはこのレベルをしっかりと固めることが必要です。参考書の例としては次のようなものがあります (右の数字は問題数です)。

出版社 書籍名 B
まで
III
まで
マセマ
出版社
初めからはじめる数学
初めから解ける数学問題集
元気が出る数学
元気に伸びる数学問題集
1049 1521

数研出版

青チャート
(コンパス 1 と 2)
889 1210
啓林館 Focus Gold
(マスター編の*と**)
1242 1515
東京書籍 NEW ACTION LEGEND
(★と★★)
1392 2002
旺文社 入門問題精講
基礎問題精講
854  ー

注意: 問題数には練習や章末問題も含まれています。

「青チャート」で解答の途中式の遷移が理解できない場合は、教科書の例や例題 (解説のある問題) に戻りましょう。また「入門問題精講」はまだ数IIIが発売されていません。

教科書の章末問題レベル + 入試基礎

ここが仕上がると大学入試共通テストの演習に入れます。学校の日々の授業や課題をこなしていた人はここから始められると思います。参考書の例としては次のようなものがあります (右の数字は問題数です)。

出版社 書籍名 B
まで
III
まで
マセマ
出版社
合格!数学 247 363
数研出版 青チャート
(コンパス 3)
795 1101
啓林館 Focus Gold
(マスター編の***)
846 1266
東京書籍 NEW ACTION LEGEND
(★★★)
537 773
東京出版 1対1対応の演習
(例題)
249 360

注意: 問題数には練習や章末問題も含まれています。

「1対1対応の演習」の例題の問題数の少なさに不安を覚える場合は、レベルが同じ「入試数学の基礎徹底」を追加すると良いです。

入試標準レベル

ここが終了するとほぼすべての大学で合格最低点を突破できるレベルになります (このあとの過去問で演習は必要です)。参考書の例としては次のようなものがあります (右の数字は問題数です)。

出版社 書籍名 B
まで
III
まで
マセマ
出版社
合格!数学 実力UP!問題集 247 363
数研出版 青チャート
(コンパス 4 とコンパス 5)
317 516
啓林館 Focus Gold
(マスター編の**** と
チャレンジ編の Level Up)
346 489
東京書籍 NEW ACTION LEGEND
(★★★★ と Let's Try)
363 513
東京出版 1対1対応の演習
(演習題)
246 371

注意: 問題数には練習や章末問題も含まれています。

「1対1対応の演習」の演習題の問題数の少なさに不安を覚える場合は、次のレベルで紹介する「新数学スタンダード演習」や「数学IIIスタンダード演習」を合わせて行うと問題数を確保できます。

入試標準+発展レベル

ここまで来ると参考書の問題も完全に大学入試の過去問からの抜粋とその解説になります。ここが完了すればどの大学の過去問でも演習として入れますが、一度志望大学の過去問を完成させてから、さらに演習量を増やすためにここに戻って来るのも一つの方法です。特に分野別に分類された過去問がある場合はそちらを優先させましょう。

参考書の例としては次のようなものがあります。

出版社 書籍名 B
まで
III
まで
マセマ
出版社
頻出レベル
ハイレベル
139 273
数研出版 数学重要問題集 207 300
啓林館 Focus Gold
(チャレンジ編の演習と実践編)
120 171
東京書籍 NEW ACTION LEGEND
(思考の戦略とPerfect Master)
233 341
東京出版 新数学スタンダード演習
(4月増刊)
数学IIIスタンダード演習
(5月増刊)
303 438
河合出版 文系数学 良問のプラチカ 149
河合出版 やさしい理系数学 200
旺文社 上級問題精講 147 285
駿台文庫  ハイレベル数学の完全攻略 44 85

分野別に分類された過去問

「XX 大の数学 XX カ年」「世界一わかりやすい XX 大の数学 合格講座」「東大数学で1点でも多く取る方法」などは、その大学の過去問を分野別に並べて解説しています。

上記参考書との違いはいろいろな大学の過去問で演習するか自身の志望大学で演習するかです。

もしこのような自身の志望大学の過去問のみを分野別に分類した参考書があれば、まずはそれらを使用することをお勧めします。

発展レベル (理系のみ)

合格最高点を目指す場合はチャレンジしてください。例としては次のようなものがあります。

  • 新数学演習 (228問) (東京出版)
  • ハイレベル理系数学 (200問) (河合出版)
  • 入試数学の掌握
    総論編 / 各論錬磨編 / 各論実践編 (エール出版社)

最後の〆の学習

教科書に戻って各公式の導き方や証明をマスターして終了です。

まとめ

レベルから見た問題数はピラミッドのように上のレベルに行くほど問題数が減っていきます。章末問題レベルまでが学習の8割ぐらいを占めます。

書籍の購入や店舗検索は ハイブリッド型総合書店 honto を利用してみてください。

英語を得点源にする

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はじめに

理系で英語を得点源にできれば最強です。ただし単語や熟語を覚えただけでは点数が伸び悩み、英文法を「単文を読む」「長文を読む」「作文」の3つの視点から正しく使いこなす必要があります。リスニングは変な癖がつかないように始めから音声を使用して同時に行うと良いです。

意外と隙間時間を使用して少しずつ行うことができる科目でもあります。興味がある人は参考にしてください。

学習のステップ

  1. 一文を読む + 聴く
  2. 長文を読む + 聴く
  3. 一文を書く

一文を読む + 聴く

英文法書と英単語・熟語帳を利用して以下の内容を行います。

  • 例文の音声を聴きながら目で追って日本語訳が思い浮かぶ。

もし中学の内容に不安があれば中学の文法の参考書と単語帳から始めてください。

中学の英文法の英単語

それぞれ一冊で終れるものを選ぶと効率的です。例としては次のようなものがあります。

  • 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやく。(学研出版)
  • 速読英単語 中学版 (Z会)

速読英単語は、本文の音声を聴きながら目で追って日本語訳が思い浮かぶようになれば完了です。例文で使用されていない単語の意味は後ほど行う「長文を読む + 聴く」で出てくる都度追加して覚えれば大丈夫です。

英文法

中学レベルの単語で構成され、例文に音声があり、全体を網羅しているものを一冊選んでください。例としては次のようなものがあります。

  • 総合英語 FACTBOOK これからの英文法 (桐原書店)

英単語と英熟語

すべての単語と熟語に例文とその音声が付いているものを選んでください。また単語には必ず発音記号がついていることも重要です。例としては次のようなものがあります。

  • データベース3000 基本英単語・熟語 (桐原書店)
  • データベース4500 完成英単語・熟語 (桐原書店)

DataBase は 3000 と 4500 は内容に被りがなく熟語も含まれています。また現在の版になってからすべての例文に音声がついているのでオススメです。共に「発音記号をマスターする」から行いましょう。例文で使用されていない単語の意味は後ほど行う「長文を読む + 聴く」で出てくる都度追加して覚えれば大丈夫です。

問題演習

英文法・語法の問題集を使用してアウトプットします。例としては次のようなものがあります。

  • スクランブル英文法・語法 (旺文社)

「発音・アクセント」は自身の志望大学の入試で出題されなければ、行う必要はありません。

長文を読む + 聴く

短文で和訳

英文解釈 (構文) の本で文法の復習をしつつ文章を読む上で必要な文法知識を身につけます。「一文を読む」で一度文法を網羅しているのであまり初歩的なものでなくても大丈夫です。一冊選んで行ってください。例としては次のようなものがあります。

改定されて著者が竹岡先生になっています。

和訳練習

本文に全文の訳とSVOCが振られている問題集を利用して精読 (文法的な構造を確認しながら和訳) の練習をします。この時点では問題は解きません。例としては次のようなものがあります。

  • 入門英語長文問題精講 (旺文社)
  • 英語長文ハイパートレーニング レベル1 超基礎編 (桐原書店)
  • 英語長文ハイパートレーニング レベル2 標準編 (桐原書店)
  • 英語長文ハイパートレーニング レベル3 難関編 (桐原書店)
  • 関正生の英語長文ポラリス 1 標準レベル (KADOKAWA)
  • 関正生の英語長文ポラリス 2 応用レベル (KADOKAWA)
  • 関正生の英語長文ポラリス 3 発展レベル (KADOKAWA)

多読が必要であれば合計7冊行うと良いです。

リスニングの練習

英文を聴きながら文章を目で追い日本語訳が思い浮かぶようになれば完了です。例としては次のようなものがあります。

  • 速読英単語 入門編 (Z会)
  • 速読英単語 必修編 (Z会)
  • 速読英単語 上級編 (Z会)
  • 速読英熟語 (Z会)
  • 速読速聴・英単語 Daily1500 (Z会)
  • 速読速聴・英単語 Core1900 (Z会)
  • 速読速聴・英単語 Advanced1100 (Z会)

「速読・速聴」には会話形式も含まれています。「速読英単語」の「入門編」の単語は同シリーズの「中学編」と「必修編」でカバーされています。時間があれば合計7冊行うと良いです。

問題演習

「長文を読む」の「和訳練習」で使用した問題集に含まれている問題をアウトプットとして行います。特に学校の英語の授業で国語の現代文のように英文の和訳(解釈)で終了し問題演習が行われていない場合はここでのアウトプットは重要です。

一文を書く

文法の参考書の例文が書く

「一文を読む」の「英文法」で使用したものと同じものを使用します。「FACTBOOK」は例文のみを抽出した書籍が販売されているのでそちらを使用しても良いと思います。
  • 総合英語 FACTBOOK 例文完全マスター (桐原書店)

基本動詞の使い方の復習

基本動詞を使いこなします。DataBase3000 に含まれている前置詞や基本動詞の部分とDataBase4500に含まれている基本動詞の部分を使用することもできますが、例としては次のようなものもあります。

問題演習

日本語を英語に直訳するとおかしな英文になりがちです。和文英訳の例文集で演習します。例としては次のようなものがあります。

  • 英作文のトレーニング 必修編 (Z会)
  • 英作文のトレーニング 実戦編 (Z会)

まとめ

ここまで終了したら、あとは過去問演習で志望大学の形式に慣れるだけです。もし英文解釈、文法、英語整序問題でさらに追加したいのであれば以下のものもオススメです。

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理系のための現代文のルート

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はじめに

現代文は英語や数学と同じように高校1年や2年から対策すると良い科目です。理系にやさしい視点で進められる参考書をまとめてみました。

英語の単語や長文の和訳の意味がわからないと非常に進みが遅くなります。また数学、物理や化学などの長い問題文を論理的に読めないと解けない問題もあります。

ただ学校の授業では本文の解釈で終了しその後の問題演習がないことが多いために、現代文は感性で解くと思われがちです。また評論と小説は読み方や解き方は異なることに気づいていない場合もあります。

興味がある人は参考にしてください。

学習のステップ

現代文は本文の中に書いてあることを根拠にして解答します。本文の内容を正しく理解して解答するために次の順で学習すると良いです。

  1. 読解に入る前の文法力と単語力
  2. 文法的な構造を利用する
  3. 評論と小説の違いを再確認
  4. 要約力をつける

読解に入る前の文法力と単語力

読解ではまず単語力文法力が必要になります。

中学の文法と漢字

文法は中学で終了していますが、もし不安があれば中学の国語の文法問題集を一冊行ってください。漢字も中学の内容に不安があれば、意味も載っている中学の漢字の問題集を一冊行ってください。

大学受験の単語力

読みながらわからない漢字や言葉をその都度調べるのも一つの方法ですが、事前に一度触れておくと、読んでいるときに思い出すというプロセスを経るので定着しやすくなります。例としては次のようなものがあります。漢字は意味も載っているものを選びましょう。

文法的な構造を利用する

文法的な構造を通して、対比、言い換え、抽象と具体、因果関係などの文や段落の関係を解答に利用できるようにします。

まずは基本的なことが書かれている講義用の参考書を一冊行います。例としては次のようなものがあります。

  • 船口のゼロから読み解く最強の現代文 (学研プラス) (15問)
  • 現代文の解法 読める!解ける!ルール36 (Z会) (8問)

「ゼロから読み解く最強の現代文」は15の問題を解きながら理解する方式です。「現代文の解法」は一問一答のような形式で短文で36 (12x3) のルールを学習した後に8問の問題で演習する形になっています。

上記のいずれか一冊が終わったら次に短い文章でまずは反復練習をします。例としては次のようなものがあります。

  • 高校やさしくわかりやすい現代文 (文英堂) (27問)
  • 現代文読解基礎ドリル (駿台文庫) (58問)

不安な場合は2冊とも行うと良いです。次に入試に近い形式で演習します。例としては次のようなものがあります。

  • 入試現代文へのアクセス 基本編 (河合出版)  (16問)
  • 柳生好之の現代文ポラリス 1 基礎レベル (KADOKAWA) (13問)

この二冊は単に解いて終わるのではなく、必ず「使い方」や「本書の使い方」通りに行いましょう。

時間があればこの二冊とも行うと良いです。「ポラリス」の方は要約もありますが、要約はステップ 3 の「要約力をつける」の「現代文キーワード読解」が終わってから行うのがオススメです。

評論と小説の違いを再確認

ステップ 1 で評論と小説では注目する点が異なると感じたと思います。評論は筆者の主張の根拠、小説は登場人物の感情の移り変わりの因果関係がカギとなります。随筆はこの 2つが混ざったような内容です。評論と小説の違いをまとめている参考書の例としては次のようなものがあります。

「きめる!センター現代文」は「ゼロから読み解く最強の現代文」と同じ船口先生の本です。センター用となっていますが違いを知るには良い参考書です。出口先生の方は、随筆についても載っていますが理系の学生が入試で随筆に遭遇することは稀なので二冊の中で読みやすい方を選んでください。

要約力をつける

次のような二冊で要約の仕方を学びます。

  • 現代文キーワード読解 (Z会)
  • 現代文読解力の開発講座 (駿台文庫) (10問)

現代文キーワード読解の「第1部 キーワード編」の要約がついている例文を利用します。この短い例文から要約の練習を始めるのがオススメです。現代文読解力の開発講座は2周目ぐらいから要約の問題を行いましょう。「現代文ポラリス 1 基礎レベル」の問題を行っていれば、要約はここで行います。大学入学共通テスト場合はここで終了です。二次に現代文や小論文がある場合は次の演習も行いましょう。

演習

次のようなものが使用できます。一週目は問題を解いて解説と共に本文の構成を理解し、二周目以降で要約を行うと良いです。

  • 入試現代文へのアクセス 発展編 (河合出版) (16問)
  • 柳生好之の現代文ポラリス 2 標準レベル (KADOKAWA) (12問)
  • 国公立標準問題集CanPass 現代文 (駿台文庫) (20問)
  • 得点奪取現代文 記述・論述対策 (河合出版) (23問)
  • 上級現代文 I (36問)  (桐原書店)
  • 入試現代文へのアクセス 完成編 (河合出版) (16問)
  • 上級現代文 II (20問) (桐原書店)
  • 現代文のトレーニング 記述編  (Z会)

得点奪取、上級現代文や現代文のトレーニングは採点基準も明記されています。こちらも問題数を確保したい場合は、上から順に行うのがオススメです。もしこれ以外のものを使用する場合は本文の解説のある問題集を選びましょう。

まとめ

ここまで完成すればどのような文が来ても論理的に読めるようになると思います。本文から読む、問題文から読む、などのスタイルは自分に合うものを学習中に見つけてください。またこの後は過去問で志望大学の傾向を掴むのを忘れないでください。

書籍の購入や店舗検索は ハイブリッド型総合書店 honto を利用してみてください。

白、黄、青、赤?チャート式数字の選択

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はじめに

大昔は色による選択はなかったチャート式。なぜか他の色が気になりますね。数研出版のホームページにその分類が紹介されています。白、黄、青、赤の内容を比較してみました。チャート式の色の選択やどこまで使用するかの参考にしてください。

チャート式とは?

白、黄、青、赤、緑、黒、紫、スカイがあります。ここでは教科書の内容に合わせて使用できる白、黄、青、赤を比較します。

この4色の内容はかなり重複しているので、順に4冊仕上げる必要はなくどれか一つの色を選んで完成させます。

数研出版のレベル表では、白のみが出発点が低くなっています。改訂版が出版されてから黄、は同じです。ただし、黄チャートの「Check&Check」や赤チャートの「Check 問題」など例題の前に教科書の内容を確認する問題を含んでいるチャートもあります。到達点は、白、黄、の順に高くなっています。

問題に対する解説は同じレベルの同じ問題であれば同じですが、レベル別の例題に含まれる問題数には違いがあります。例えば白は教科書の例や例題レベルの例題が他の色のチャートより多く、章末・節末問題レベルへの準備を手厚くしています。これは対象としている教科書が異なることが影響しているかもしれません。

教科書の節末・章末レベル (センターレベル) まで完成させる場合、どれを選んでも (白でも) 完成度の差はありません。

使用するチャートが目指している入試対策レベルに届かない場合は、不足部分を別の参考書を追加して補います。 

チャート式の構成

教科書 (数研出版) との対応

チャートは教科書内の講義内容、例、例題の理解を前提としているため、教科書は必要です。

学校でチャート式が配布されている場合、学校の教科書も数研出版のものであれば、その教科書に対応したチャートの色が配布されていると思います。教科書とチャート式の問題の (対応表) も公開されています。

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問題の種類

黄チャートの「Check&Check」や赤チャートの「Check 問題」は例題の前に教科書の理解を確認する問題です。巻末問題の総合演習は、青チャート赤チャートのみに含まれています。

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問題数 (I+A+II+B)

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注意: 白チャートの「定期試験対策」を除く

問題数 (I+A+II+B+III)

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注意: 白チャートの「定期試験対策」を除く

難易度の比較

コンパスマークや★マークの難度の対応は以下のようになっています。

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レベル 3 までが教科書レベルです (本書内の「本書の構成」または「本書の構成と使い方」の「難度」を参照)。大学入学共通テスト対策にはここまでが必要となります。レベル4から難関大向け入試対策です。難易度の設定がある問題は、

  • 白: 例題, EX, EXERCISES
  • 黄: 例題, PRACTICE, EXERCISES
  • 青: 例題, 練習, EXERCISES
  • 赤: 例題, 練習

です。青チャートの「総合演習」、赤チャートの「演習問題」と「総合演習」には難易度の設定はありません。まずは難易度設定のあるものを使用して教科書の節末・章末レベルまで仕上げます。

章内の問題の構成

「例題」- 教科書節末・章末レベルまで

教科書の節末・章末レベルの「例題」の構成は、文系 (I+A+II+B) の場合

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となっています。理系 (I+A+II+B+III) の場合

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です。白チャートは明らかにレベル 2 の問題を多く含んでいて、他の色よりレベル 3 の問題への準備を手厚くしています。青チャート赤チャートを比較した場合も同様に青チャートの方がレベル 2 の問題数が多く、赤チャートよりレベル 3 の問題への準備を少しだけ手厚くしています。黄チャートの「例題」は、青チャートの内容を少し絞った内容になっていますが、EXERCISES で補っています

「例題」- 入試対策レベル

入試対策レベルの例題の構成は、文系 (I+A+II+B) の場合

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となっています。理系 (I+A+II+B+III) の場合

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となっています。このレベルを一番充実させているのが赤チャートです。赤チャートはレベル 4 の問題がないため、レベル 3 の問題数を多くして赤チャート内の次のレベルへの準備を手厚くしています。

「EX、PRACTICE、練習」(白、黄、青チャート) の問題数

白、黄、青は例題の数と同じです。例題の反復練習の位置付けです。

「練習」(赤チャート) の問題数

赤は反復練習以外の類題も練習に含まれていて、次のように例題より多くなっています。

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節末・章末問題の構成

「EXERCISES」(白、黄、青チャート)

白、黄、青には各章末に難易度がついた「EXERCISES 」があります。問題数は白チャートが一番多くなっています。難易度別割合は、例題で割合が最も多いレベルよりも1段階高いレベルの問題の割合が多くなっています。

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青チャートの例題に含まれているものが白チャートや黄チャートのEXERCISESに含まれていたりします。白チャートでも「EXERCISES」まで仕上げれば、教科書レベルの完成度は青チャートと同じです。

「演習問題」(赤チャート)

赤チャートにも章末に「演習問題」がありますが、こちらは難易度設定がされておらず純粋な演習になっています。

I+A+II+B I+A+II+B+III
261問 361問

巻末問題の構成

青と赤の巻末のみにある純粋な入試演習です。

「総合演習」(青チャート)

青チャートの問題数は次のようになっています。

I+A+II+B I+A+II+B+III
121問 179問

「総合演習」(赤チャート)

赤チャートはここが次のように充実しています。

  I+A+II+B I+A+II+B+III
第1部
(単元別問題)
問題 54問 72問
類題 54問 72問
第2部
(融合問題)
主題 36問 45問
試練 36問 45問

まとめ

  • どの色でも教科書の節末・章末レベルまで仕上げるのに使用できます。白チャートや黄チャートでも例題に加えEXERCISESも行えば教科書の節末・章末レベルまでの網羅性は青チャートと同じです。
  • 教科書の完成度が低い人は白チャートがオススメです。例題の出発点が他のチャートより低く、教科書の内容を補うレベル 1 とレベル 2 の例題が他の色より充実しているためです。
  • 難関大を目指している受験生で、教科書と教科書傍用問題集を完成させている場合は、赤チャートの練習から入ると効率的でかつ到達点も高くなります。
  • 使用しているチャートが目指している入試対策レベルに届かない場合、もう一冊別の色のチャート式を追加するより、足りないレベルのみに対応した別の参考書を追加して補う方が効率的です。

書籍の購入や店舗検索は ハイブリッド型総合書店 honto を利用してみてください。

青チャート、フォーカスゴールド、ニューアクションレジェンド、網羅系参考書の違い

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はじめに

今から紹介する三冊の参考書は、どれか一冊が完成していればどの大学の過去問演習にも入れる参考書です。含まれる問題は、教科書の各節の初めに出てくるような易しい問題から受験で出題される難しい問題まで広範囲に及んでいて、一冊が受験数学の全体の距離を示しています。構成としては覚えるべき解法である例題とそのアウトプット用に練習、章末、および巻末問題が用意されています。この三冊を比較してみました。他の二冊が気になる受験生は参考にしてください。

内容

チャート式」を基準すると、「フォーカスゴールド」は青チャートに黄チャートと赤チャートの特定の部分を組み合わせた感じの参考書です。「ニューアクションレジェンド」は、白チャートと青チャートを融合した感じの参考書です。

開始するためには「青チャート」は教科書の講義と例、例題の理解を前提としています。「フォーカスゴールド」は教科書の講義の理解を前提としています。「ニューアクションレジェンド」は講義の部分も省略せずに含んでいるため特に教科書の内容の理解を前提としていません。

また「フォーカスゴールド」と「ニューアクションレジェンド」には思考力を高めるための章が設定されています。

到達点はフォーカスゴールドが一番高くなっていますが、過去問演習などで補える程度なので特に心配する必要はありません。

選び方

教科書と同じ出版社のものを使用するのがオススメです。それぞれのホームページで教科書内の問題との関連性の情報も公開されています。

教科書が数研出版、啓林館、東京書籍ではない場合、読んでみて相性の良さそうなものを選んでください。ただしニューアクションレジェンドには、数学Bの「確率分布と統計的な推測」が含まれていないため、もしこの分野を必要とする場合には別の参考書で補う必要があります。

レベル設定のある問題

フォーカスゴールドの「Check!」問題を含めると、フォーカスゴールドの「*と**」とニューアクションレジェンドの「★と★★」の問題数はほぼ同じで、易しい問題を多く含んでいます。このレベルでは青チャートは他の二冊の三分の二ぐらいの問題数になっています。必要な場合は教科書の例と例題で補います。

ニューアクションレジェンドは、「★★★と★★★★」の問題数が他の二冊より少なく、網羅性を同じにするなら「Let's Try!」も含める必要があります。

フォーカスゴールドは、レベル設定のある問題の到達レベルが他の二冊より少し低いため、同レベルに達するには「チャレンジ編」の「Level Up」問題で補う必要があります。

設定されているレベルの比較

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青チャートの「🧭🧭🧭」が教科書の節末・章末問題レベルです。

I+A+II+B

  青チャート Focus Gold NEW ACTION LEGEND
Check! - 278 -
例題 749 745 688
練習 749 745 688
節末・章末
問題
EXERCISES
503
Step Up
526
問題編
688
章末問題
93
合計 2001 2387 2064

I+A+II+B+III

  青チャート Focus Gold NEW ACTION LEGEND
Check! - 368 -
例題 1042 1055 985
練習 1042 1055 985
節末・章末
問題
EXERCISES
743
Step Up
776
問題編
985
章末問題
136
合計 2827 3390 2955

レベル設定のない問題

青チャートのEXERCISESと同等の網羅性やレベルに到達するには、フォーカスゴールドの「Level Up」やニューアクションレジェンドの「Let's Try!」も必要になります。

I+A+II+B

青チャート Focus Gold NEW ACTION LEGEND
総合演習 121 チャレンジ編 Level Up
80
Let's Try! 228
思考の戦略 例題
32
演習
120
練習
32
Perfect Master 169
合計 122 合計 200 合計 461

I+A+II+B+III

青チャート Focus Gold NEW ACTION LEGEND
総合演習 179 チャレンジ編 Level Up
113
Let's Try! 333
思考の戦略 例題
48
演習
171
練習
48
Perfect Master 245
合計 122 合計 284 合計 674

総問題数

青チャートは、教科書の例や例題の理解を前提としているため他の2冊より少し高いレベルから始まります。この表から大学受験の数学の距離感 (解くべき問題数) は、文系が 2,500問、理系が 3,600問ぐらいになるのがわかります。

I+A+II+B

青チャート Focus Gold NEW ACTION LEGEND
2122 2587 2525

I+A+II+B+III

青チャート Focus Gold NEW ACTION LEGEND
3006 3670 3629

まとめ

どれか一冊持っていれば他の二冊に変える必要はありません。もし不足を感じるなら、レベルを絞った別の参考書を追加して補いましょう。青チャートは重要問題集を合わせると他の二冊と到達レベルが同じになります。

書籍の購入や店舗検索は ハイブリッド型総合書店 honto を利用してみてください。

総合的研究 数学 - 本質の研究の改訂版

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はじめに

長岡先生の本質がつかめる数学(本質の研究)の改訂版。講義と問題がセットになっています。教科書がなくてもこの参考書だけで進められます。

総合的研究 数学とは?

青チャートなどの他の網羅系の参考書とレイアウトが異なり教科書のように講義文の中に問題が散りばめられています。教科書と教科書ガイドが一体となり、さらに大学入試用の問題も加えたような参考書です。
中学の数学が理解できていれば、I+A から順に開始できます。総問題数は少なめですが、例題は講義と例および問を介して章末問題レベルから始まり、理解して覚えるべき解法として網羅されています。完成すればどの大学でも過去問に入れます。

総合的研究 数学の構成

講義文

教科書のように各章講義から入ります。特に教科書は必要ありません。章末問題以外は、講義文の中に問題がちりばめられています。

問題の種類と難易度

種類 内容
問題というよりは講義文の一部
講義文の理解を確認するための問題
例題

教科書の章末問題レベルから入試発展レベルまで。
I+A が ★5個まで、II+B と III が ★7個まで難易度設定されている。
I+A は、★5が、II+BとIIIは ★6と7が「普通の高校生なら解けるはずがない難問」と定義されている。

章末問題 AランクとBランクの2段階の難易度設定になっている実際の大学入試問題

問題の役割

  • 例と問 ー 講義文の理解のサポートと確認
  • 例題 ー 覚えるべき解法
  • 章末問題 ー アウトプット用

問題数

「例題」の総問題数は青チャートより少なくなっていますが、レベルは青チャートのコンパス 3 相当から始まっています。コンパス 3 以上と例題数と比較するとこちらの方が多くなっています。

種類 I+A+II+B I+A+II+B+III
543 693
例題 619 824
章末問題 363 516
合計 1525

2033

「例題」の難易度別割合

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使い方

教科書のように使用します。

  1. 読んで理解する
    「講義文」「例」「例題」を読んで理解します。「問」は理解の確認のために解きます。理解に不安があればこの方法で2〜3周しましょう。
  2. 例題を解く
    「1.」で間違えたまま残っている「問」と併せて例題をアプローチや解答を見ずに解きます。2周目以降は前周で間違えた「問」と「例題」のみを解きます。途中で問題のレベルの差を越えられずに進まなくなっている場合には、まずは★1つの問題を完成させます。その後★2つ、★3つとレベル別に完成させて行きます。
  3. 章末問題を解く
    「2.」で「問」と「例題」がすべて解けるようになったら入ります。

まとめ

完成させればどの大学でも合格最低点を突破できるレベルに到達します。もし演習量に不安があれば、「文系数学 良問のプラチカ」「やさしい理系数学」「新数学スタンダード演習」「数学IIIスタンダード演習」などを追加して演習量を確保します。

1対1対応の演習に進む

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はじめに

理系志望の受験生は特に気になる「大学への数学」の「1対1対応の演習」。青チャートとは違う視点で解説されています。「新数学スタンダード演習」「数学IIIスタンダード演習」「新数学演習」を使用したいと考えているなら「1対1対応の演習」はその前段階として最適です。また基礎力(教科書の章末問題まで)が確立している人が最短で駆け上がるための選択肢の一つです。

1対1対応の演習とは?

教科書の節末・章末問題が完了しているのであれば取り組めます。青チャートからつなぐ場合は、少なくとも「基本例題」の完了が必要です。「重要例題」まで完了していれば申し分ないです。演習題まで行うと到達点は「青チャート」の「EXERCISES」ぐらいになります。

問題数も、開始点と到達点を考慮すると青チャートの同レベルをカバーする問題数と同じくらいです。

例題は教科書の章末問題レベルですが、演習題は例題より明らかに難易度が高くなっています。例題とともに演習題をインプットとして使用して、アウトプットとして演習題と同じレベルの問題を網羅している「新数学スタンダード演習」「数学IIIスタンダード演習」を使用するのがおすすめです。

注意点として数学Bの「確率分布と統計的な推測」が含まれていません。もしこの範囲が必要であれば他の参考書で補う必要があります。

理系で東大や東工大で最高点を狙うのであれば「新数学演習」もトライしてみましょう。

「1対1対応の演習」の例題レベルの演習を増やしたのであれば「入試数学の基礎徹底」がオススメです。

東京出版の推奨ルートはこちらにあります。

1対1対応の演習の構成

問題の種類と難易度

問題には、

  • 例題
  • 演習題
  • ミニ講座の中の例題

があります。

例題には難易度は付与されていません。

演習題には「大学への数学」が提示する難易度レベル、基本 (A)、標準 (B)、発展 (C)、難問 (D) が付与されており「本書の構成と利用法」に明記されている通り同じテーマの例題よりも難しくなっています。

標準 (B) が青チャートのコンパスマーク 4 または 5 相当です。1対1対応の演習の演習題には (D) レベルの問題はありません。

制限時間

演習題には目安の時間も明記されており「*」一つにつき10分です。「○」一つにつき5分になっています。

「要点の整理」

各節のはじめにある「要点の整理」で問題に入る前に理解の浅い部分の有無を確認できます。

「ミニ講座」

ここで更に解き方を掘り下げています。演習題が終わったら、ここの内容で理解を深めたり、含まれている「例題」に取り組むこともできます。

問題数

次の通りです。

種類 I+A+II+B I+A+II+B+III
例題 249 360
演習題 246 371
合計 495 731

演習題の難易度別割合

以下の通りです。

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数学B「確率分布と統計的な推測」への対策

数学Bの「確率分布と統計的な推測」は本書に含まれていないため、もし受験に必要であれば、青チャートのコンパスマーク 4 と 5 やフォーカスゴールドの****の問題など別の問題集で補いましょう。

使い方

「1対1対応の演習」

例題は青チャートの例題と同じようにインプットとして読んで理解するところから始めます。例題が完成したら演習題も同じようにインプットとして仕上げます。

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最後にミニ講座で解き方を深掘りしたら (オプション) 完成です。早慶でも合格最低点を突破できるレベルには到達できます。

「新数学スタンダード演習」と「数学IIIスタンダード演習」

1対1対応の演習の演習題までインプットとして完成させたら、アウトプットとして使用します。毎年見直されているので入試の最近の動向が含まれています。標準 (B) レベルの問題が中心です。早慶で合格平均点以上を目指す人で問題の網羅性を求める人にはオススメです。

  • 新数学スタンダード演習 (2019年4月 増刊) ー 303問
  • 数学IIIスタンダード演習 (2019年5月 増刊) ー 135問

「新数学演習」

発展 (C) レベルの問題が中心です。理系で東大などで最高点を目指す人はチャレンジしてみてください。

  • 新数学演習 (2019年10月 増刊) ー 228問

他の問題集との比較

  • 青チャート」の「EXERCISES」は「1対1対応の演習」の「演習題」と到達レベルが同じです。
  • 「入試の核心 標準編」は「1対1対応の演習」の「演習題」と到達レベルが同じです。

赤チャート (改訂版) のすゝめ

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はじめに

改訂版になってから評判の良い赤チャート。もしチャート式を新しく購入しようとしている受験生で、難関大を目指すのであれば有力な選択肢の一つです。青チャートをすでに持っている場合は新しく購入する必要はありませんが、新しく青チャートを購入しようとしている場合には赤チャートも検討してみてください。

赤チャートとは?

到達点は青チャートよりもフォーカスゴールドやニューアクションレジェンドに近く、例題数はこの4冊の中では一番多くなっています。より多くの問題を例題に含めて詳しく解説している点がオススメする一つの理由です。

青チャートにはない基本事項の内容を確認する「Check問題」もあり、この点は黄チャートの「Check&Check」に近い内容になっています。

解説の内容は青チャートとかわりませんが、例題の「★★★」と「★★★★」の間のレベルの差が青チャートのコンパス 3 とコンパス 4 の間より少し大きくなっています。この点が難しいと言われる一つになっていると思います。

青チャートと同じように例題は覚えるべき解法です。例題で得た解法が正しく理解できているかを確認するためのアウトプットとして「練習」にも是非取り組んでください。

「練習」まで完了していれば過去問で演習に入れます。この時点で参考書をもう1冊追加しようとしているのであれば、まずは「演習問題」と「総合演習」に取り組むことをお勧めします。

赤チャート (改訂版)  の構成

問題の種類と難度

難度には「★ から ★★★★★」と「例題と練習A - 練習B,C,...(類題) - 演習問題 - 総合演習」の2つの軸があります。「★」マークは、

★☆☆☆☆ (教科書の例レベル)
★★☆☆☆ (教科書の例題レベル)
★★★☆☆ (教科書の節末・章末レベル)
★★★★☆ (入試対策 標準レベル)
★★★★★ (入試対策 発展レベル)

になっています。★★★までが教科書レベルとなっていますが、ここまで終了すれば大学入学共通テストの演習に入れます。青チャートと異なり「入試対策 基礎レベル」が定義されていません。「練習」までは「★」が付与されています。「総合演習 第1部」までは分野別に分類されています。

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問題の役割

  • 「例題」は覚えるべき解法。インプットとして使用。
  • 「練習」は「例題」のアプトプットとして使用。
  • 「演習問題」と「総合演習」は完全な演習。「演習問題」はその章のすべての「練習」が完成してから使用。「総合演習」はすべての「演習問題」が完成したら使用。

「練習」には A と B,C,... があり、A 以外は「例題」より少し難しい類題です。

章末の「演習問題」は青チャートの「EXERCISES」とは異なり難易度が付与されておらず完全な演習問題です。

総合演習は、第1部は分野別になっていますが、第2部は分野をまたぐ融合問題になっています。共に「指針」かあり、「問題」と「類題 (試練)」とういう「例題」と「練習」に似た形式になっています。まずは「問題」の方を仕上げましょう。

「基本事項」と「Check問題」

各節のはじめにある「基本事項」で理解が浅い部分の有無を確認ができます。また「Check問題」で各基本事項の理解度も再確認できます。

各問題には関連する問題への参照情報があります。

教科書の問題との対応表

教科書や傍用問題集の問題との対応表も数研出版のホームページにあります。教科書の問題と照らし合わせて確認することもできます。

問題数 (改訂版)

種類 I+A+II+B I+A+II+B+III
Check問題 134 159
例題 789 1109
練習 911 1291
小計 1700 2400
演習問題 261 361
総合演習 第1部 108 144
総合演習 第2部 72 90
小計 441 595
総合計 2275 3154

例題の「★」別割合 (改訂版)

次のようになっています。

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教科書の節末・章末問題レベルまでの問題が81%以上を占めています。大学入学共通テストや偏差値50以上の大学を目指す場合、この節末・章末問題レベルの演習が非常に重要でこの部分が多いのもオススメの一つです。

例題の種類別割合 (改訂版)

次のようになっています。

f:id:ptizm:20190907213010p:plain f:id:ptizm:20190907213030p:plain

まずは例題(青)と例題(赤)の完成を目指します。詳しくは、数研出版のチャート式 参考書 例題一覧表を参照してください。

使い方 (その1)

例題から順に仕上げる

基本的には青チャートと同じです。例題から始めてください。「Check問題」は、基本事項の内容に不安があれば取り組んでください。総合演習は、I+A, II+B, IIIの単位になっています。

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使い方 (その2)

難易度「★」別に完成させる

途中で問題の難度の差を越えられず進まなくなっている人は、難度別に仕上げてみてください。模試でも結果を確認しやすくなります。

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★★★ まで完成していれば大学入学共通テストの演習に入ることができます。★★★★ と ★★★★★ は大学入学共通テストの演習の後でも大丈夫です。

使い方 (その3)

分野別に完成させる

先取りや学校の進度に合わせて進める場合は、分野別に「練習」まで完成させます。レベル別と組み合わせると、段階的に特定の分野ごとに完成させることができます。

大学入学共通テスト直前に苦手な分野のみを過去問と合わせて行うというような利用方法も有効です。

まとめ

総合演習まで完了すればどの大学にも対応できる一冊です。

赤チャートが配布されていれば、あえて別の色のチャートを購入する必要はなく、まずは Check問題と「★★★」までの例題と練習で教科書レベルを完了させるのに使用しましょう。青チャートより効率よく仕上がります。

戻ってきた NEW ACTION LEGEND

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はじめに

再び一般書籍として購入できるようになったニューアクションレジェンド (NEW ACTION LEGEND)。青チャートの代わりに使用できます。特に教科書が同じ東京書籍の場合、相性が良く青チャートフォーカスゴールドなど他の参考書に変更不要です。 また他の参考書では別売りの例題の問題文のみを集めたノートが別冊の「例題一覧」として付属しているのでお得です。電子版もあります。

ニューアクションレジェンドとは?

内容は白チャートと青チャートを融合した感じで、出発点のレベルは青チャートより低くなっていますが、到達点は青チャートよりフォーカルゴールドに近くなっています。青チャートやフォーカスゴールドよりは例題数は少なくなっていますが、アウトプット用の問題数は1番多くなっています。

 青チャートと同じように例題は覚えるべき解法です。例題で得た解法が正しく理解できているかを確認するためのアウトプットとして「練習、問題編」にも是非取り組んでください。

「問題編」まで完了していれば過去問で演習に入れます。もしこの時点で参考書をもう1冊追加しようとしているのであれば、まずは「Let's Try!」「思考の戦略」と「Perfect Master」に取り組むことをお勧めします。

ニューアクションレジェンドの構成

問題の種類と難易度

難易度は4段階に設定されています。青チャートと同様に「★マーク」と「例題 - 練習 - 問題編 - Let's Try! - 思考の戦略編 - Perfect Master」の2つの軸があります。

「★」マークの難易度設定は次のようになっています。

教科書の例レベル
★★ 教科書の例題レベル
★★★ 教科書の節末・章末レベル、入試の標準レベル
★★★★ 入試のやや難しいレベル

「問題編」の「★★★」まで終了すればセンターの過去問に入れます。

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チャート式の内容と比較

また青チャートと比較すると

  • 「例題と練習」→「青チャート」の「例題と練習」
  • 「問題編」→「青チャート」の「EXERCISES」
  • 「Let's Try!」→ 「青チャート」の「EXERCISES」
  • 「思考の戦略編」→ 該当なし
  • 「Perfect Master」→ 青チャートの「総合演習」

です。

青チャートのコンパスマークと比較すると次のようになります。

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問題の役割

  • 「例題」は覚えるべき解法
  • 「練習」「問題編」は解法の理解を確認するために使用
  • 「Let's Try!」「思考の戦略編」「Perfect Master」は完全な演習。「Let’s Try!」は、各章ごとに「問題編」まで完成してから行う。「思考の戦略編」と「Perfect Master」はすべての「Let's Try!」が完成してから行う

「練習」は「例題」の反復練習です。「問題編」は「例題」の類題で、少し難しい問題もあります。

例題マップ

各章の始めのページにその章にある例題の関連性を図にしたものがあり、一目で例題の関連性が確認できます。

「まとめ」「概要」「Go Ahead」

各節のはじめにある「まとめ」と「概要」で理解の浅い分の有無が確認できます。青チャートフォーカスゴールドと異なり教科書がなくても大丈夫です。教科書の公式や定理の解説部分が省略されることなくここにまとめられています。

また節中には解法の解説をより詳しくしている「Go Ahead」もあります。

各問題には関連する他の問題への参照情報があります。

例題一覧

青チャートフォーカスゴールドではノートとして別売されている問題のみを載せたテキストが別冊として付属しています。かなりお得です。

教科書の問題との対応表

教科書や傍用問題集の対応する例題の検索サイトも東京書籍のホームページにあります。教科書の問題と照らし合わせて確認することもできます。

問題数

種類 問題数
I+A+II+B I+A+II+B+III
例題 688 985
練習 688 985
問題 688 985
小計 2064 2955
Let's Try! 228 333
思考の戦略 例題 32 48
練習 32 48
Perfect Master 169 245
小計 461 674
総合計 2525 3629

例題数は青チャートよりも少なめになっています。これは数学Bの「確率分布と統計的な推測」が含まれていないこともあります (青チャートではこの部分の例題が28問あります)。アウトプット用の問題は青チャートより多くなっています。青チャートの内容はこちらで確認してください。

レベル別「例題」の割合

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教科書の例や例題レベルの問題数が白チャート並みに多くなっています。

レベル別「問題編」の割合

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青チャートと異なり「例題」と同じ割合です。「Let's Try!」まで含めると到達レベルは青チャートの「EXERCISES」までと同等になります。

使い方 (その1)

例題から順に仕上げる

基本的には青チャートと同じです。例題から始めてください。

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使い方 (その2)

難易度「★」別に完成させる

途中で問題の難度の差を越えられず進まなくなっている人は、レベル別に「例題」でインプット「練習」「問題編」でアウトプットを行なって仕上げると良いです。

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「★★★」まで完成していれば、大学入学共通テストの演習に入ることができます。「★★★★」および「Let's Try!」は大学入学共通テストの演習の後でも大丈夫です。

 使い方 (その3)

分野別に完成させる

先取りや学校の進度に合わせて進める場合は、分野別に「Let's Try!」まで完成させます。レベル別と組み合わせると、段階的に特定の分野ごとに完成させることができます。

大学入学共通テスト直前に苦手な分野のみを過去問と合わせて行うというような利用方法も有効です。

まとめ

NEW ACTION LEGEND が完成していれば、東大でも少なくとも合格最低点を突破できるレベルに到達します。青チャートフォーカスゴールドとは役割が被っているので、どれか一冊で大丈夫です。

フォーカスゴールドの使い方

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はじめに

教科書の内容の理解が浅い人に解説が親切な「フォーカスゴールド (Focus Gold)」。青チャートの代わりに使用できます。特に教科書が同じ啓林館の場合は、相性が良く青チャートなど他の参考書に変更不要です。

フォーカスゴールドとは?

よく青チャート赤チャートと比較されていますが、内容としては黄チャートから赤チャートまでを1冊にまとめたような感じの参考書です。教科書の講義部分が理解できていれば使用できます。教科書内の問題は必須ではありません。

到達点を比較すると、「マスター編」は「青チャート」の「EXERCISES」より少しだけ低くなっていますが「チャレンジ編」は「青チャート」の「総合演習」より (レベル表) 高くなっています。1対1対応の演習の「演習題」の到達点は、フォーカスゴールドのマスター編と同じです。

問題数は、「マスター編 (Check!問題を除く)」が「青チャート」の「例題、練習、EXERCISES」とほぼ同じです。教科書の内容の理解が浅い人に対して解答の右側にある補足情報でサポートしています。

青チャートと同じように例題は覚えるべき解法です。例題で得た解法が正しく理解できているかを確認するためのアウトプットとして「練習、Step up、章末問題」にも是非取り組んでください。

「マスター編」まで完了していれば過去問で演習に入れます。もしこの時点で参考書をもう1冊追加しようとしているのであれば、まずは「チャレンジ編」に取り組むことをお勧めします。特に青チャートのEXERCISESと同レベルまで到達したい場合は、「チャレンジ編」の「Level Up」も行いましょう。

フォーカスゴールド (4th Edition) の構成

問題の種類と難易度

種類としては以下のようなものがあります。

  • マスター編 - まとめ、Check!、例題、練習、Step Up、章末問題
  • チャレンジ編 - Level Up、演習問題
  • 実践編

難易度は4段階に設定されています。青チャートと同様に「*」マークと「Check ! - 例題 - 練習 - Setup - 章末 - Level Up - 演習」の2つの軸があります。

「*」マークは、

基本問題
(各章の基本となる問題)
** 標準問題
(必ずできるようになっておきたい問題)
*** 応用問題
(入試にも対応できる力のつく問題)
**** 発展問題
(数学の力をより深めることのできる問題)

になっています。「***」まで終了すれば大学入学共通テストの演習に入れます。「マスター編」には「*」マークが付与されています。

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チャート式の内容と比較

「フォーカスゴールド」は、

  • 「黄チャート」の「Check&Check」
  • 「青チャート」の「例題、練習、EXECRISE」
  • 「赤チャート」の「総合演習」

を1 冊 にまとめた感じです。また青チャートと比較すると

  • 「マスター編」の「例題と練習」→「青チャート」の「例題と練習」
  • 「マスター編」の「Step Upと章末問題」→「青チャート」の「EXERCISES」
  • 「チャレンジ編」の「Level Up」→「青チャート」の「EXERCISES」
  • 「チャレンジ編 」の「演習」→ 青チャートの「総合演習」
  • 「実践編」→ 該当なし

です。

青チャートのコンパスマークと比較すると次のようになります。

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問題の役割

  • 「Check! 」は「まとめ」の内容に不安を感じたら使用する
  • 「例題」は覚えるべき解法。インプットとして使用。
  • 「練習」「Step Up!」「章末問題」は例題のアウトプットとして使用。
  • 「チャレンジ編」は完全な演習。「マスター編」が完成してから行う
  • 「実践編」は、「マスター編」や「チャレンジ編」で出てきた問題を多面的に捉えて思考力養う読み物

「練習」は「例題」の反復練習の位置づけです。「Step Up!」は「例題」の応用問題です。「章末問題」にはその章の「例題」の解法を複数使用する問題やすでに学習した章との融合問題も含まれています。

「まとめ」と「Check!」

各節のはじめにある「まとめ」で理解の浅い分の有無が確認できます。「まとめ」の内容に不安があれば「Check!」の問題で理解度の確認もできます。各問題には関連する問題への参照情報があります。

教科書の問題との対応表

同じ啓林館の教科書や傍用問題集との対応表も啓林館のホームページにあります。教科書の問題と照らし合わせて確認することもできます。

問題数 (4th Edition)

フォーカスゴールド (4th Edition) の問題数は以下のようになっています。

種類 I+A+II+B I+A+II+B+III
マスター編 Check! 278 368
例題 745 1055
練習 745 1055
Step Up 526 776
章末問題 93 136
小計 (Check! を除く) 2109 3022
チャレンジ編 Level Up 80 113
演習 120 171
小計 200 284
総合計 2587 3674

「青チャート」の例題数は「I+A+II+B」が 749問「I+A+II+B+III」1042問でほぼ同じです。青チャートの詳しい内容はこちらで確認してください。

「例題」の難易度別割合

以下のようになっています。

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「**」までが50%以上を占め、「***」までになると 90%になります。詳しくは啓林館の問題数を参照してください。「例題」の難易度別の割合も青チャートとほぼ同じです。青チャートの内容はこちらで確認してください。

「Step Up」の難易度別割合

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青チャートの「EXERCISES」と同じように例題と割合が異なり「***」の問題が半分ぐらい占めています。

「章末問題」の難易度別割合

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ここには「*」の問題は存在しません。

使い方 その1

例題から順に仕上げる

基本的には青チャートと同じです。例題から始めてください。Check ! 問題は、「まとめ」の内容に不安があれば取り組んでください。

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  • 教科書の章末問題まで解ける場合は「練習」から開始できます。
  • 教科書に加えて教科書傍用問題集の問題も解ける場合は「Step Up」から開始できます。

使い方 (その2)

レベル別に完成させる

途中で問題の難度の差を越えられず進まなくなっている人は、レベル別に「例題」でインプット「練習」「Step Up」「章末問題」でアウトプットを行なって仕上げると良いです。

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「***」まで完成していれば、大学入学共通テストの演習に入ることができます。「****」および「チャレンジ編」は大学入学共通テストの演習の後でも大丈夫です。

使い方 (その3)

分野別に完成させる

先取りや学校の進度に合わせて進める場合は、分野別に「章末問題」まで完成させます。レベル別と組み合わせると、段階的に特定の分野ごとに完成させることができます。

大学入学共通テスト直前に苦手な分野のみを過去問と合わせて行うというような利用方法も有効です。

まとめ

フォーカスゴールドが完成していれば、東大でも少なくとも合格最低点を突破できるレベルに到達します。青チャートニューアクションレジェンドとは役割が被っているので、どれか一つで大丈夫です。

青チャートを完璧にする

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はじめに

改訂版で解説の親切度がまた少し増した「青チャート」。2018年11月に数学IIIも改訂版になりました。同じ数研出版の教科書とは相性の良い組み合わせです。完成させたいと思っている人は参考にしてください。

青チャートとは?

ネットで青チャートを使った合格者を調べると次のようになっていました。

  • 難関大学の合格者の多くが使用している
  • 青チャートから直接過去問に入っている人は「練習」や「EXERCISES」
    も行なっている
  • 総合問題まで仕上げた人は東大でも合格点が取れるレベルに到達している

青チャートの構成とその内容を調べると次のような結論に達しました。

  • 問題数はレベル別に分類すると多くない
  • 同じ数研出版の教科書(数学シリーズ) の「例」「例題」「応用例題」の解説が理解できれば使用できる。
  • 「例題」は覚えるべき解法 (インプット)。
  • 「練習」は「例題」の反復練習のためアウトプット
  • 「EXERCISES」と「総合演習」は網羅性を高めるためアウトプット

また数研出版のホームページを調べると次のようなことがわかります。

  • 教科書と4STEP が完成していれば青チャートの「例題」を完成させたのと同じ。「EXERCISES」からアウトプットを始められる。
  • 「重要問題集」は青チャートの「例題」との対応表が公開されている。アウトプットとして過去問演習以外に追加したい場合にオススメ。

教科書が啓林館や東京書籍の場合は、フォーカスゴールド (Focus Gold) やニューアクションレジェンド (New Action Legend) の方が相性が良いので、敢えて青チャートに変更する必要はないと思います。

調べた青チャートの構成と内容や進め方についてこのあと紹介します。

青チャート (改訂版) の構成と内容

問題の種類と難易度

難易度には「コンパス 1 から 5」と「例題-練習-EXERCRISES-総合演習」の2つの軸があります。コンパスマークは次のようになっています。

コンパス 1 教科書の例レベル
コンパス 2 教科書の例題レベル
コンパス 3 教科書の節末、章末問題レベル
コンパス 4 入試の基本から標準
コンパス 5 入試の標準からやや難

青チャートの問題数が多いのはこのように対応レベルの幅が広いためです。コンパス 3までが教科書レベルで、ここまで終了すれば大学入学共通テストの演習に入れます。

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「総合演習」には「コンパスマーク」が付与されていません。

問題の役割

  • 「例題」は覚えるべき解法。インプットとして使用。
  • 「練習」「例題」の反復練習の位置付け。アウトプットとして使用。
    「例題」の理解が正しいかどうかの確認ができる。
  • 「EXERCISES」と「総合演習」は網羅度を上げるためのアウトプット

「EXERCISES」には「例題」の解法を複数使用する問題も含まれています。「総合演習」はすべての「EXERCISES」が完成してから最後に取り組みます。

「基本事項」と「解説」

各節のはじめにある「基本事項」と「解説」で理解が浅い部分の有無を確認ができます。内容が理解できない場合は、教科書に戻りましょう。

総合演習を含むすべての問題は、各問題に付属している関連情報を辿って基本事項まで戻ることができるため使用する際に「基本事項」が理解できていることが重要です。

教科書の問題との対応表

同じ数研出版の教科書や傍用問題集の問題との対応表がホームページにあります。教科書の問題と照らし合わせて確認することもできます。

問題数

青チャートの問題数は次のようになっています。

種類 I+A+II+B I+A+II+B+III
例題 749 1042
練習 749 1042
EXERCISES 503 743
小計 2001 2827
総合演習 121 179
総合計 2122 3006

レベル別に分かれているマセマ出版の高校学参・大学受験数学シリーズの問題数と比較してみます。

種類 I+A+II+B I+A+II+B+III
初めから始める 230 351
初めから解ける 281 423
元気が出る数学 278 372
元気に伸びる数学 260 375
合格!数学 247 363
合格!数学 実力UP!問題集 297 435
小計 1593 2319
頻出レベル 73 146
ハイレベル 66 127
小計 139 273
総合計 1732 2592

青チャートの「例題」+「EXERCISE」とマセマ出版の「初めから解ける」から「合格!数学 実力UP!問題集」までがレベル的に同等です。

問題数は、Bまでは青チャートが1,252問でマセマ出版が1,363問、IIIまでは青チャートが1,785問でマセマ出版が1,968問です。レベル別に分かれた参考書も問題数を合計すれば青チャートと大差はありません。

コンパスマーク別「例題」の割合

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 教科書の例と例題レベルの問題が50%以上を占め、節末・章末問題レベルを合わせると86%以上になります。受験の数学において教科書レベルがいかに重要かがわかります。

種類別「例題」の割合

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基本例題で得た解法を使用して重要例題や演習例題を解くという形式になっています。よって最初に到達すべきは、基本例題の完成です。詳しくは、数研出版のチャート式 参考書 例題一覧表を参照してください。

コンパスマーク別「EXERCISES」の割合

例題と異なり、コンパス 3 の問題が一番多くなっています。コンパス 3 以上の問題の網羅性を確保するなら「EXERCISES」も行うのがオススメです。

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EXERCISES の問題はすべての例題につながっているので、最終的にはここにある問題でアウトプットしながら解けない問題を例題に戻って復習するのが効率の良い方法になります。

使い方 (その1)

教科書の講義内容と「例」「例題」「応用例題」が解けるようになったら、スパイラル方式を意識して例題から順に完成させていきます。

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  • 教科書の章末問題まで解ける場合は、「練習」からアウトプットを開始できます。
  • 教科書に加えて教科書傍用問題集の問題も解ける場合は、「EXERCISES」からアウトプットを開始できます。

「練習」や「EXERCISES」から始めた場合、解けなかった問題は関連情報を辿って例題に戻り解きます。

基本事項とその解説を理解する。

  • 節の初めにある基本事項と解説を読む
  • 理解が浅い部分は教科書に戻って確認。

例題はまず読んで理解する (解かない)。

  • 問題、指針、解答の順に読む
  • 頭に定着させるために2〜3周読んで理解を繰り返しても良い。
  • ただし 2周目は1周目より、3周目は2周目より短い期間で読み終える。

例題を解く

  • 手が止まったら指針を見る。
  • 指針を見ても解けなければ、解答を見て理解するに切り替える。
  • 2周目以降は前の周で間違えた問題のみを行う。

練習を解く

  • 例題が正解したら解く。
  • 手が止まったらすぐに解答を見て理解するに切り替える。
  • 2周目以降は前の周で間違えた問題のみを行う。

EXERCISEを解く

  • 章の例題と練習がすべて正解したらその章の EXERSCISE を解く。
  • 手が止まったらすぐに解答を見て理解するに切り替える。
  • 2周目以降は前の周で間違えた問題のみを行う。

総合演習を解く

  • 総合演習はオプションです。
    時間がなければ志望大学の過去問や同レベルの別の問題集を優先させる。
  • 本書内の例題、練習、EXERCISE がすべて正解してから総合演習を解く。
  • 手が止まったらすぐに解答を見て理解するに切り替える。
  • 2周目以降は前の周で間違えた問題のみを行う。

使い方 (その2)

レベル別に完成させる

途中で問題のレベルの差を越えられず進まなくなっている人は、レベル別に「例題」でインプット、「練習」「EXERCISES」でアウトプットを行って仕上げると良いです。

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コンパスマークの問題数の割合は次のようになっています。

  1. コンパス 1 と 2 (45%)
  2. コンパス 3 (40%)
  3. コンパス 4 と 5 (15%)

コンパス 3 まで完成していれば全体の85%が終了し、大学入学共通テストの演習に入ることができます。残りの15%ぐらいの問題でつまずくケースが多いため、まずはコンパス 3までの完成を目指します。コンパス 4 と 5 および総合演習は大学入学共通テストの演習の後でも大丈夫です。

使い方 (その3)

分野別に完成させる

先取りや学校の進度に合わせて進める場合は、分野別にEXERCISESまで完成させます。各分野をレベル別に行うと段階的に特定の分野ごとに完成させることができます。

大学入学共通テスト直前に苦手な分野のみを過去問と合わせて行うという利用方法も有効です。

他の問題集との比較

  • 4STEP」と教科書の問題で青チャートの「例題」は網羅されます。
  • 「基礎問題精講」の「例題」の到達点は、青チャートの「基本例題」と同じです。青チャートの「例題」の出発点は「基礎問題精講」より簡単なレベルから始まります。
  • 1対1対応の演習」は、例題がコンパスマーク 3ぐらいのレベルから始まります。演習題の到達点は 「EXERCISES」を完了した場合と同じです。
  • 赤チャート」は、「Check問題」を含めると出発点が「青チャート」より低くなります。到達点は「赤チャート」の方が高くなっています。
  • フォーカスゴールド」の「マスター編、チャレンジ編のLevel Up」は、青チャートの「例題、練習、EXERCISES」相当です。
  • ニューアクションレジェンド」の「例題、練習、問題編、Let's Try!」は、青チャートの「例題、練習、EXERCISES」相当です。

4STEP数学の到達点

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はじめに

教科書傍用問題集の代表格である4STEP。日々や長期休暇の宿題として大量にこなさなければならないなど、印象が良くないこともしばしば。ただ教科書とこれらの教科書傍用問題集の問題が完了していると、受験勉強ではかなりのアドバンテージになります。

なぜ青チャートの周回数が少ない合格者がいるのか?

「青チャートの例題を1周して、1対1対応の演習に取り掛かりました!」という合格者の体験記を見たり読んだりしたことはありませんか?

これらの合格者は、日々の学習で教科書と教科書傍用問題集が完了している人です。

教科書傍用問題集がカバーする範囲

数研出版の4STEPのページにも「教科書の例題・応用例題と本書の例題で,重要な問題は網羅しています」とあります。

実際に公開されている対応表で含まれている青チャートの問題を確認すると、教科書と教科書傍用問題集を合わせた内容に含まれていない青チャートの例題は2題ぐらいです。逆に EXERCISES や 練習の問題が一部含まれています。

4STEPの後の青チャートの使い方

青チャートの「EXERCISE」からアウトプットを始められます。間違えた問題は関連情報を辿って青チャートの例題や基本事項に戻り解き方や公式の確認ができます。

別冊の解答編を持っていない場合、過去に学習した内容を思い出すために青チャートの例題を使用するのも良い使い方の一つです。

書店で購入できる?

大型店では取り扱っている店舗もあります。書籍の購入や店舗検索は ハイブリッド型総合書店 honto を利用してみてください。

4STEPの次は?

センターの過去問演習や分野別に構成された東大や京大の過去問などにも入れます。

参考書の距離を測る (数学)

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はじめに

終着点がわかり、ルートの選択肢を確認したら、最後は自分の現在時点から最適なルートを選びゴールまでの距離を測ります。まずは志望大学の過去問の解説がわかるかの確認から始めましょう。

典型ルートと現在位置からの距離感

ルート

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想定している現在位置

教科書内の公式や定理および解説のある問題が理解できていることを前提にしています。教科書に含まれてる問題の完成は前提ではありません。

志望大学過去問までの距離 (総問題数)

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到達点

東大、京大、東工大、一橋に対して、「青チャート」や「黄チャート」の「EXERCISES」まで完成したら合格最低点突破、「文系数学 良問のプラチカ」や「やさしい理系数学」が終了したら合格平均点突破になります。理系は「ハイレベル理系数学」まで終了すると合格最高点を狙う位置に届きます。

教科書傍用問題集による距離の短縮

日々の学習で教科書と共に教科書傍用問題集を完了している場合は、直接「センターの過去問」、その次に「文系数学 良問のプラチカ」や「やさしい理系数学」に入ることができます。

青チャートの例題は、アウトプットとして過去に学習したことを思い出す用途に利用することもできます。青チャートの例題を一周して次の参考書に移っている受験生はここに該当しています。

4STEP や クリアー (教科書傍用問題集)

チャート式数学の例題はほぼ含まれています (対応表) 。含まれていない例題は2〜3問なので、チャート式数学の例題をインプットとして行う必要はありません。

数研出版の 4STEP のページ にも「教科書の例題・応用例題と本書の例題で,重要な問題は網羅しています」とあります。

アドバンスドプラス や アドバンス (教科書傍用問題集)

位置付けは 4STEP や クリアーと同じです。

フォーカスゴールドの例題はほぼ含まれています (対応表) 。

他の参考書による置き換え

手持ちの参考書で置き換える例を以下に示します。

部分的な置き換え

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フォーカスゴールド、 総合的研究、NEW ACTION LEGEND、赤チャート

1冊で「青チャート+文系数学 良問のプラチカ」や「青チャート+やさしい理系数学」を置き換えられます。

まとめ

教科書の解説のある問題は理解できているとすると、総合的な距離としては文系が約2,200問、理系が約3,100問、センター過去問前 約1700問ぐらいです。

日々の学習で教科書と教科書傍用問題集が完成していれば大きく距離を短縮することができ、直接「文系数学 良問のプラチカ」や「やさしい理系数学」に入ることもできます。

 

参考書ルートの選択 (数学)

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はじめに

最終ゴール地点を把握したら、自分の手持ちの参考書などから最適なものを各ステップごとに選びます。

  1. 教科書の内容理解 (講義, 例, 例題)
  2. 教科書 節末・章末レベルのインプット
  3. 教科書 節末・章末レベルのアウトプット
  4. 志望大学レベルのインプット
  5. 志望校レベルのアウトプット

「1」から「3」 まで完成させるのはどの大学でも変わりません。「4」以降は志望大学により異なります。問題数としては「1」から「3」までが約80%以上を占めます。

ルートの選択 (参考: 東京大学の最短ルート)

先程のステップに学校の教材を中心に当てはめた東京大学の最短ルートの一例です。

  1. 教科書 (数研出版 数学シリーズ 例, 例題)
    教科書傍用問題集 (4STEP - STEP A)
  2. 教科書 (数研出版 数学シリーズ 節末・章末問題) と
    教科書傍用問題集 (4STEP - STEP B, 発展問題)
  3. センター過去問 (本試験と追試験、新課程後の各5年分)
  4. 教科書傍用問題集 (4STEP - 演習問題) と
    東大数学で1点でも多く取る方法 (分野別に分類された過去問)
  5. 鉄緑会東大数学問題集 (年度別)

「1」のステップ

教科書よりわかりやすい参考書でやり直したい

公式や定理に関して教科書よりわかりやすい解説が付属するもの

  • マセマ出版 初めから始める数学 (六冊) / 初めから解ける数学 (三冊)
    マセマ出版 元気が出る数学 (四冊) / 元気に伸びる数学 (三冊)
  • 旺文社 入門問題精講 (二冊) / 基礎問題精講 (三冊)
    (注意: 入門問題精講の III はまだ出版されていません)

講義の部分もある参考書でやり直したい

公式や定理に関して教科書と同等の解説が付属するもの

教科書の問題を復習したい

講義部分は教科書を利用します。

「2」と「3」のステップ

「4」のステップ

合格最低点の突破

以下の参考書の中のいずれかを使用します。

合格平均点の突破

「合格最低点の突破」で使用した参考書に加えて、以下の参考書の中でいずれかを使用します。

  • マセマ出版 頻出レベル / ハイレベル
  • 数研出版 赤チャート (演習問題と総合演習)
  • 数研出版 重要問題集 (C問題まで)
  • 啓林館 フォーカスゴールド (チャレンジ編の演習問題と実践編)
  • 東京出版 大学への数学 数学スタンダード演習 / 数学IIIスタンダード演習
  • 河合出版 文系数学 良問のプラチカ (I+A+II+B 場合のみ)
  • 河合出版 やさしい理系数学
  • 旺文社 上級問題精講
  • 駿台文庫 ハイレベル 数学の完全攻略

合格平均点の突破 - 過去問 (分野別) の使用

「合格最低点の突破」で使用した参考書に加えて、以下の分野別に構成された過去問を使用します。

  • 東大、京大の27カ年、阪大の20カ年、東工大の15カ年
  • 東大数学で1点でも多く取る方法
  • 世界一わかりやすい XX大の理系/文系数学 合格講座

合格最高点をめざす (理系)

「合格平均点の突破」で使用した参考書に以下の参考書の中でいずれかを追加します。

  • 河合出版 ハイレベル理系数学
  • 東京出版 大学への数学 新数学演習
  • 東京出版 大学への数学 (月刊)
  • エール出版 入試数学の掌握 総論編 / 各論錬磨編 / 各論実践編

「5」のステップ

年度別の過去問を使用します。

過去問の年数が少ない場合

もし過去問の年数が10年未満であれば、次のような参考書で補えます。

  • 国公立標準問題集 CanPass (駿台文庫)
  • 厳選!大学入試数学問題集 (河合出版)
  • 大学入試良問集 (ホクソム)
  • 大学入試問題解答集 (ホクソム)

出版社推奨のルート

出版社自身の書籍のみで構成するルートでレベルを確認できます。

次のステップは?

自分の現在位置から最終ゴール地点までの距離を確認します。