参考書でDIY

参考書や問題集を使用した大学受験の独学をサポート

難関国公立 合格までの備忘録 (事前準備)

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はじめに

2018年 3月、宅浪を決めた一浪生 (難関国公立理系志望) を1年間サポートしていくことになりました。ここでは事前準備から順に行った内容を紹介します。

計画を立てる前に

今は本当に良い時代で、合格者が自分の経験をネットで公開してくれています。受験はゴールのあるマラソンであること、宅浪でも合格できることを信じて勉強していくために、ネット上の独学の合格体験記を見てもらいました。

到達すべき参考書の確認

目標大学は東京大学でありませんでしたが、後期試験も視野に入れて二次で使用する科目は東京大学の受験でも合格平均点以上を取れるようにゴール設定することにしました。理由は、本人が現役時に後期試験を受けたところ、同じ高校の東大落ちの同級生も受験していたからのようです。

参考書の最終到達点

二次に使用する科目に関して以下の参考書に設定しました。

科目 参考書
数学 新数学演習 (東京出版)
物理 標準問題精講 (旺文社)
化学 新理系の化学問題100選 (駿台文庫)
英単語・英熟語 Database5500 (桐原書店)
英語リスニング 速読英単語 上級編 (Z会)
英文法 全解説頻出英文法・語法問題1000 (桐原書店)
英文解釈 ポレポレ英文読解 (代々木ライブラリー)
英語長文 やっておきたい英語長文 1000 (河合出版)
英作文 英作文のトレーニング 実戦編 (Z会)

模試の日程を活用したスケジューリング

模試には現役生に合わせた出題範囲が設定されています。その辺りも少し意識して予定を決めました。

記述模試で利用したのは、次の通りです。

英語、数学、物理、化学の参考書は、記述模試のスケジュールに合わせて計画しました。

マーク式で利用したのは、次の通りです。

  • 第2回 全統マーク模試 (河合塾) - 7月下旬
  • 全統センター試験プレテスト (河合塾) - 11月下旬
  • 大学入試センター試験 プレテスト (駿台) - 12月中旬

国語と社会は、マーク式模試のスケジュールに合わせて計画しました。

模試は、実際の大学を試験会場として選べる場合もあり、受験予定大学が含まれていれば、下見にもなります。また同じ高校の浪人の友達と試験後に会場で会って孤独感を和らげることもできます。

結果には、間違えた問題の中で同じ偏差値の受験生が正答できている問題の情報が含まれているため、弱点の認識と克服の優先順位の設定にも活用できます。

次回は?

現役時に完了した内容にあわせてスタート時に選択した参考書を順にを紹介していきます。まずは数学の参考書から。