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Jump Start!と All IN ONE で英語学習

はじめに

Linkage Club の「Jump Start!」「 All IN ONE Basic」「All IN ONE CONCISE」は、中学の英文法と高校の英文法・語法に対してインプットとアウトプット繰り返して定着させると同時に 6,000 語の語彙力にも到達できる3冊です。音声を中心に使用するとリスニングと英作文にも対応できるようになります。

書店では学習参考書コーナーではなく英語学習コーナーに置いてあります。興味がある人は参考にしてください。

音声で到達すべき3つのゴール

はじめに、音声で到達すべき3つのゴールを紹介します。

  • 音声の速さで理解できる
  • 音声から英文が書ける
  • 音声に合わせて発音できる

音声のある例文に対して、この3つのことができるようになれば、リーディング、リスニング、英作文などすべてに対応できるようになります。

音声の速さで理解できる

最初に到達すべきは、音声の速さをペースメーカーとしてその速さで英文を理解できるようになることです。音声にあわせて英文を目で追いながら、その速さで理解できるようになるところから始めましょう。英語の映画や動画を英語の字幕を読みながら理解するような感じです。この時に重要な必要なスキルは次のようです。

  • 語順で理解する

語順で理解するとは「I go to school」を「私は学校に通う」と日本語の語順に変えてから理解するのではなく「私は」「通う」「学校に」のままで内容を理解することです。

英文を見ながら理解できるようになったら次の内容に切り替えます、

  • 音声のみで理解する

英語の映画や動画を英語の字幕なしで理解するような感じです。音声の速さで理解できるようになれば、読むために必要な速さに到達しています。聞き取りづらい英文は

  • 声に出して発音を真似てみる

とよいです。

音声から英文が書ける

ディクテーションです。

音声から英文を書いて (ディクテーション) 、弱く発音されたり (代名詞、前置詞、冠詞、助動詞など) 、音の省略・変化・脱落の中で、単語を正確に把握できているかどうかを確認します。これによって文法や語法の理解も深まります。単語のスペルも合わせて確認すれば、英作文にも対応できるようになります。

逆に、細部まで把握できていないと英文を変えた時に音声で理解できないということが起こるため、しっかりと確認しましょう。

音声に合わせて発音できる

オーバーラッピングとシャドーイングです。

英文を見ながら音声に合わせて発音すること (オーバーラッピング) から始めましょう。ボーカルに合わせて歌詞をみながら歌う感じです。次に英文を見ずに音声に合わせて発音 (シャドーイング) できるようにします。歌詞を見ることなくボーカルが歌うのに合わせて歌う感じです。

シャドーニングしながらその内容も理解できるようになれば、フレーズとして身についています。

Jump Start ! の前に

一番目に利用するのは「Jump Start !」ですが、その前に発音に関して一通り確認しておくと良いです。

発音記号

発音記号とその発音を確認しましょう。次のようなサイトで確認できます。

フォニックス

フォニックスを通して、カタカナ表記では同じ発音になっていることが多い文字の発音の違い、母音の弱い発音 (発音記号 ə ) 、アクセントなどを一度確認しておくとよいです。フォニックスの本としては発音記号も掲載されているものを選んでください。例として次のようなものがあります

音声の連続再生時間は 1 時間 19 分です。

音声は、付属のCDだけでなくダウンロードにも対応しています。内容としては、最初の「フォニックスの世界へようこそ」で全体像を一度体験し、その後の章で各テーマを 30 日で終了できるような構成になっています。

Jump Start !

1 冊目です。

ここで発音と中学英文法のインプットを行います。語彙力の到達点は、600 語レベル (英検5級レベル) です。必要な語彙力が押さえられているため発音と中学英文法に集中できます。

次のような 3 つのパートに分かれています。( ) 内の時間は音声の連続再生時間です。

  • パート1 基本例文 (15分)
  • パート2 基本例文の文法的解説
  • パート3 発音の音の変化 (13分)

音声は 6 種類用意されていますが、ここで使用したいのは次の3つです。

  • 2. シャドーイング (パート1用)
  • 5. 英語例文 (パート1用)
  • 6. 音の変化 (パート3用)

使用するパートの順番は次のようです。

  • パート2
  • パート3
  • パート1

はじめに「パート2」で「パート1」の例文の発音、文法および日本訳を確認します。ここで利用したい音声は

  • 2. シャドーイング

です。「5. 音声例文」よりはっきりかつゆっくりと発音されています。

つぎに「パート3」で発音の音の変化を確認します。「パート1」にある例文の中の 91 の例文を使用しています。「パート3」の音声を利用する前に出版元の Linkage Club から YouTube 映像で提供されている「パート3」の音の変化の解説部分を観るとよいです。

最後に「パート1」を「英語例文」の音声で3つのゴールを達成させましょう。タイトルに「39日でうまくなる」とある通り「パート1」で 359 の例文 が 39 にグループに分けられています。「英語例文」の音声の連続再生は 15 分です。

中学英文法

もし「パート2」の文法の解説が難しいと感じるなら、文法の講義に対して練習問題が掲載されている次のような本で中学英文法に慣れるところから始めましょう。

解説のページを理解したら、理解の確認のために問題を解き、その後に問題文を音声で確認する形式になっています。

ALL IN ONE Basic の前に

2冊目の「ALL IN ONE Basic」では、高校の英文法・語法に加えて 2,500 語レベルの語彙力にも到達できます。「ALL IN ONE Basic」の前に中学英文法の範囲の例文で語彙力だけ 2,500 語レベル ( 英検 3 級レベル ) まで一度インプットしておくと、「ALL IN ONE Basic」を 2,500 語レベルの語彙を思い出すためのアウトプットとしても利用できます。

中学の英文法のアウトプットを兼ねて語彙力を 2,500 語レベルまでの一度インプットするなら、次の DUO Basic のような中学英文法を十分に含んだ例文で構成されたものを使用するとよいです。

音声の連続再生時間は 27 分です。

240 の例文で3つのゴールを達成させましょう。DUO シリーズで唯一音声のダンロードに対応している書籍です。20 の Unit に分かれていますが、各 Unit の最後に mini コラムとして文法や語法の知識の深まる内容があります。ここに書かれていることを知っていると今後の語彙の定着に役立つので、是非 mini コラムの内容も確認してください。

ALL IN ONE Basic

2冊目です。

高校の英文法・語法のインプットとして使用します。中学英文法が理解できていれば 80%ぐらいは復習です。語彙力の到達点は、2,500 語レベル (英検 3 級レベル) です。各英文には文法的な解説、単語の語彙と発音記号、英語の語順で日本語の直訳が書かれている「読み下し訳」があり、辞書など他の書籍を使用することなく極力これ一冊で完結できるようになっています。

中学までの発音と英文法を一度理解していれば、ここから入ることができます。加えて、2000語以上の語彙力に一度到達したことがあれば、語彙力を定着させるためのアウトプットとしても利用できます。

音声の連続再生時間は 1 時間 6 分です。

17 の文法・語法の Chapter に合計 181 の Lesson があり、その中に 918 の例文が含まれています。この 918 の例文に対して3つのゴールを達成しましょう。

高校の英文法・語法

「ALL IN ONE Basic」にある文法的な解説が難しいと感じる場合は、文法の講義に対して練習問題が掲載されている書籍で一度体験してから戻るとよいです。書籍の例としてはつぎのようなものがあります。

この書籍は「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」と「高校英文法・語法をひとつひとつわかりやすく。」を一冊にまとめ、加筆されたものです。解説のページを理解したら、理解の確認のために問題を解き、その後に問題文を音声で確認する形式になっています。

ALL IN ONE CONCISE

3冊目です。

高校英文法・語法を思い出すためのアウトプットとして使用します。総合英語で高校英文法・語法を一通り学習した人は、ここから入ることもできます。語彙力は 5,000 語レベルまでの網羅性を確保でき、5,001 から 9,000 語の範囲では大学入試や英検準1級で出現頻度の高いものにも対応できるようになります。各英文には、単語の語彙と発音記号、および英語の語順で日本語の直訳が書かれている「読み下し訳」があり、辞書など他の書籍を使用することなく極力これ一冊で完結できるようになっています。

音声の連続再生時間は 58 分です。

390 の例文が含まれています。この例文に対して3つのゴールを達成しましょう。

ALL IN ONE CONCISE の後に

ここからは大学入試対策を兼ねて入試で出題された英文を利用している本を選定しましょう。

多義語とイディオム

「スクランブル英文法・語法」は 2025年10月に改定され、最近の動向が反映されています。この時点では必ず使用したいのは「Part 3 語い」と「Part 4 イディオム」です。

連続再生時間はそれぞれ、

  • Part 3 語い: 26分
  • Part 4 イディオム: 39分

です。問題として解いた後に問題文に対して音声で3つのゴールを達成させましょう。

「Part 1 文法」と「Part 2 語法」は、文法・語法の理解の確認のために行っても良いです。ここまで終了していれば文法・語法の部分は半日ぐらいで一周できます。「会話」と「発音・アクセント」は志望大学の出題内容に含まれていれば、利用してください。

構文の定着と文脈の捉え方

実際に大学入試で使用された英文を利用して、構文をアウトプットして定着させることに加え、承前語句や言い換えを理解して文脈から内容を捉えられるようにします。語彙力として 6,000 語レベルを思い出すためのアウトプットとしても利用できます。問題文のすぐ下の「語句」で単語の意味も掲載されているので別途調べる時間を節約できます。

次のような 3 つのパートに分かれています。

  • 文法編
  • 構文編 (例題50, 練習50)
  • 文脈編 (例題20, 練習20)
  • 応用問題編 (問題20)

構文編と文脈編に含まれる 70 の例文と 70 練習問題に音声があります。この音声に対して3つのゴールを達成しましょう。音声の連続再生時間は、1 時間 34 分です。

使用する順序としては、はじめに「文法編」で読むために必要な英文法を確認し、次に例文の音声で3つのゴールを達成します。

  • 構文編の例題 (26分)
  • 文脈編の例題 (14分)

( ) 内の数字は音声の連続再生時間です。その次に時間的余裕があれば練習問題も音声で3つのゴールを達成させます。

  • 構文編の練習問題 (22分)
  • 文脈編の練習問題 (12分)

( ) 内の数字は音声の連続再生時間です。

応用問題編では、入試の出題形式を一通り体験できる内容になっています。過去問に入る前の演習として利用できます。問題文に対する音声はあります。過去問に入る前の演習として利用できます。

難単語

ここまでで 9,000 語以下 (「究極の英単語 Vol 1」から「究極の英単語 Vol 3」) を主に行ってきましたが、ここで 9,000 語を超える単語でかつ大学受験で出現頻度の高いものを追加します。同じアルク出版の「究極の英単語 Vol 4」(9,001語 - 12,000語) に含まれている単語の中で大学受験で出現頻度の高い難単語を 420 習得できます。

420 の例文の音声の連続再生時間は 1 時間 38 分です。この音声のある例文に対して3つのゴールを達成させましょう。

14日で完成できるように分割されています。付属の別冊の問題集で定着度さらに高めることができます。例文の中にで同じ単語や関連語が繰り返し登場してくるので知識の定着にも有効です。

語彙の網羅性の補完

今までに紹介した書籍を終了していれば、過去問を解きながら知らない語彙に遭遇する都度補完する感じで大丈夫ところまで到達していますが、本で網羅性を最終確認したい場合は、ここで紹介する内容するものを使用してみてください。

熟語と慣用表現

熟語に加え、慣用表現、比喩表現、ことわざ・名言、口語表現なども網羅できます。

単語

学習指導要領で指定は、次のように数のみ指定されていて具体的な英単語は提示されていません。

  • 小学校 600〜700 
  • 中学校 1,600〜1,800 (合計: 2,200〜2,500)
  • 高校 1,800〜2,500 (合計: 4,000〜5,000)

共通テストでは、5,000 語の語彙力が必要となります。5,000 語までの自身の網羅度を確認したいなら、Oxford Learner's Dictionaries の Oxford 3000 and 5000 で確認できます (ページ内の Filters で 3000や5000を選択できます) 。English Profile では C2 までの 15,389 語 (Americal English) がレベル別に確認できます。その中で CEFR B1 までは 5,236 語 (Americal English) になっています。

書籍を使用するなら、究極シリーズで重複することなく 12,000 語までの網羅性を確認できます。究極シリーズは 2024 年 4 月に改定されています。

「Jump Start ! 」から「基礎英文問題精講」まで完了していれば 6,000 語までは 90 % ぐらいの網羅性は確保されています。6,000 語まではすべて網羅するとよいです。

  • 究極の英単語 Vol. 1 ( 1 語 〜 3,000 語 )
  • 究極の英単語 Vol. 2 ( 3,001 語 〜 6,000 語 )

また 6,001 語から 9,000 語の中の単語の網羅性は 20% ぐらいです。

  • 究極の英単語 Vol. 3 ( 6,001 - 9,000 )

もし「PINNACLE」まで完成していれば、Vol. 4 の 420 語は網羅できています。

  • 究極の英単語 Vol. 4 ( 9,001 〜 12,000 )

6,001 から 12,000 語では、各レベルの網羅性を段階的に確保するよりも、12,000 語までの中で大学入試や英検で出現頻度の高い単語を攻略していくとよいです。

作文の演習

ディクテーションで文法と単語のスペル、シャドーイングでコロケーションやフレーズはすでに身についています。志望大学の過去問に英作文がある場合は、過去問に追加して演習するとよいです。

和文英訳向けの演習ができます。

自由英作文向けの演習ができます。

英文和訳の演習

英文に対する日本語訳の強化をしましょう。

まとめ

もし小学校でフォニックスの発音を体験済みで、中学校で中学範囲の英文法を一度理解しているなら、次の 2 冊で中学校範囲は終了です。

  • Jump Start!( 15 分)
  • DUO Basic ( 27 分 )

続けて次の 2 冊で高校の範囲も終了できます。

  • ALL IN ONE Basic ( 1 時間 6 分 )
  • ALL IN ONE Concise ( 58 分)

ここまでで英語の土台は完成します。この後大学受験のための土台作りとして、実際に入試で使用された文で構成されている次の3冊で過去問前の準備は終了です。

  • スクランブル 英文法・語法 (語い: 26分, イディオム: 39分)
  • 基礎英文問題精講 ( 例題: 40 分)
  • PINNACLE 420 ( 1 時間 38 分)

「スクランブル英文法・語法」は「語い」と「イディオム」のみ、「基礎英文問題精講」は「例題」のみです。ここまでのすべての音声の連続再生時間は、合計で 6 時間 9 分です。この後はどの大学の過去問にも入ることができます。

このあとは時間配分や形式に慣れるために

  • 過去問

をやり込みましょう。特に共通テストは形式に慣ておくことが重要です。過去問で時間配分や形式に慣れたら、仕上げとして次のような書籍で熟語や単語の精度と網羅性を高めるとよいです。

  • 英熟語 最前線
  • 究極の英単語 Vol. 1, Vol. 2, Vol. 3, Vol. 4

ディクテーションの時に単語のスペルも合わせて確認できていれば、英作文の土台はすでにできています。志望大学の入試形式に応じて次のような書籍で演習量を確保しましょう。

  • 正しく書ける英作文
  • すぐ書ける自由英作文