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基礎英文問題精講とは?

はじめに

高校レベルまで到達した後、過去問の前に入試特有の頻出表現や出題形式に触れておくとスムーズに過去問入れます。一冊で終了させたいと思っている人は参考にしてください。

基礎英文問題精講とは

一文を理解するための「構文編」に加えて文と文のつながりを理解するための重要事項を学ぶ「文脈編」、長文問題の出題形式を一通り体験できる「応用編」が一冊にふくまれています。またすべての英文に音声があり英文の復習にも効果的に利用できます、高校英語を一通り学んだ後、過去問演習をする前に、一冊で終了させたい受験生は見てみてください。

注意点

4訂版を使用しましょう。初版刊行以来, 3回目(約16年ぶり)の大改訂が2021年に行われ、英文が最近のものに置き換えられています。

使用する前に

文法・語法、構文、単語、熟語を高校レベルに到達させておきましょう。

  • 発音記号、フォニックス、音の変化
  • 文法・語法の理解
  • 英単語 5,000 語の語彙力
  • 英文を共通テストに必要な速さで理解

市販の具体的な書籍の例としては、次の4冊です。

  • 「フォニックス英語リスニング」
  • 総合英語の音声のある「例文」
  • 「DataBase 3300」と「DataBase 4800」の音声のある「例文」
  • 「速読英熟語」の「英文」

音声のみで理解できるようにしましょう。総合英語は学校で配布されているもので大丈夫です。速読英熟語の英文の音声はハイスピードを使用しましょう。

構成

以下の4つの編で構成されています。

  • 文法編
  • 構文編
  • 文脈編
  • 応用問題

文法編

他の編の解説をスムーズに理解するためにもここで文法用語を確認するとよいです。文章を読むために必要な以下の基本事項を解説しています。

  • 品詞
  • 節をつくる要素
  • 仮定法
  • 比較

構文編

 79 の構文テーマを 50 の「例題」で学習します。大学入試特有な抽象的な表現の英語に触れつつ、「文法編」で解説された基本事項から段階的に入試に対応するための文法・構文を英文で学ぶ構成になっています。

「例題」のすぐ下の「語句」に単語の意味が掲載されているので、思い出せなくてもわざわざ辞書や単語帳で調べる必要はないです。「精講」ではテーマが含まれいる英文が解説されています。「研究」ではテーマ以外の重要な文法や構文が含まれている英文が解説されています。分離可能な別冊にはその例題の英文全体の文構造の解説があります。

「例題」のあとに 50 の「練習問題」もあります。「例題」と「練習問題」ともに音声があります。

文脈編

指示語や承前語句など、文と文のつながりを把握する上での重要事項を21 のテーマで学習できます。構文編と同様に「語句」「精講」「研究」「練習問題」があり、音声は「例題」と「練習問題」ともにあります。

応用問題

30の英文で長文問題で問われる問題形式が一通り網羅されています。問題文には音声があります。英文は段階的に長くなっています。本書のここまでに学んだことの仕上げとして利用できます。「練習」はないです。

使用した後に

まずは志望大学の過去問の長文を読んでみましょう。さらに追加するなら次のような参考書があります。どんな難関大でもこれで終了です。

まとめ

最近は分野とレベルに分かれて多くの冊数がありますが、高校英語が終了していれば、過去問の長文問題の前はこの一冊で大丈夫です。すべての英文に音声があるところが非常によいです。

必ず使用した部分

次のようです。

  • 「文法編」
  • 「構文編」の「例題」
  • 「文脈編」の「例題」

このあと過去問で演習できます。

応用問題

読むために必要な空欄補充問題は解く必要がありますが、過去問前の読む練習として使用してもよいです。

練習

過去問を優先しても大丈夫です。この本の良い点の一つは「練習」にも音声があることです。音声を聞いて意味がとれないところのみを本の内容で確認する感じですすめてると時間の節約になります。