参考書でDIY

参考書や問題集を使用した大学受験の独学をサポート

白チャートから始める

はじめに

白チャートは、先取に対しておすすめの一冊です。共通テストの演習前の土台づくりとしても最適です。また数研出版の「数学シリーズ」のようなハイエンドな教科書が難しいと感じている場合の理解のサポートにも利用できます。

このようなメリットに興味がある人は参考にしてください。

白チャートとは?

I 、A、II はそれぞれ別れた形で購入することは可能ですが、B は単独で販売されているものはないので注意しましょう。B が必要な場合は II + B を購入する必要があります。逆に III と C が一冊になった III + C はありません。III と C は別々に購入する必要があります。

I と A はそれぞれ別れた形で購入することも可能です。

B 単独で販売されているものはないです。B が必要な場合は II + B を購入する必要があります。

C と一体になった III + C はありません。

III と一体になった III + C はありません。

前版との違い

以前のものは、EXERCISES に非常に多くの問題が入っていて、これによって到達点を青チャートに近づけようとしているのかなと感じました。今回は、到達点が入試基礎問題に入る前の土台の完成になっている感じで EXECRICES の問題数を減らしてその分を解説に割り当たように見えます。

開始レベル

青チャートや黄チャートより基本的なレベルから開始できます。

白チャートは他のチャートシリーズと異なり、数研出版の教科書の中のベーシックなレベルの「新編シリーズ」を基準にしているためです。ニューアクション・フロンティアやフォーカスゴールド・スマートより一つ下のレベルから例題があります。

数研出版の教科書の種類に興味がある人は、数研出版のホームページを参考にしてください。「数学シリーズ」のようなハイエンドのものを使用している場合、参考書として理解のサポートにも利用できます。

到達レベル

白チャートの例題の到達レベルは、青チャートの基本例題相当です。

教科書と白チャートのみでも、共通テストの演習や過去問、「1対1対応の演習」の例題など教科書の次に使用する問題集や参考書に入ることができます。青チャートの基本例題は、青チャートの例題全体の75%(数学IIIを含めた場合は 73%) を占めています。よって青チャートの例題の75% (73%) を終了しているのと同等です。

中学の知識かどうかの仕分け

中学で学んだ知識かどうかを「Play Back 中学」で確認できます。

I や A で理解できない部分は、中学の知識の可能性があり、中学の知識かどうかの仕分けする必要があります。「Play Back 中学」で「中学ではここまで習いましたね」のように記述されています。この部分が理解できない場合は、中学の教科書に戻ることができます。

公式や定理の使い方の整理

コラムの「STEP into ここで整理」で公式や定理の使い方が整理されています。

十分な演習量をこなしていれば、身につく内容ですが、必要な演習量には個人差があります。この部分でまだ整理できていない人をサポートしてくれます。

白チャートの構成

白チャートの構成と内容は次のような感じです。

問題の種類と難易度

同じ🧭マークでも他のチャート式と難易度は異なります。

他のチャート式シリーズは数研の教科書「数学シリーズ」をベースとしているのに対して、白チャートは数研の教科書「新編シリーズ」をベースにしているためです。5つの🧭マークは、基本例題 (🧭が 1 つ 〜 2つ) 、標準例題 (🧭が3つ)と発展例題 (🧭が3つ〜5つ) の3つのグループにも分けてられています。

コンパス 1 教科書の例レベル
コンパス 2 教科書の例題レベル
コンパス 3 教科書の応用問題、補充問題レベル
コンパス 4 教科書の章末レベル
コンパス 5 教科書を超えるレベル

問題数

白チャートの問題数は次のようです。実践編は共通テスト向けのため数学IIIにはありません。

種類 I+A+II+B+C I+A+II+B+C+III
例題 682 840
TRAINING 682 840
EXERCISES A 187 228
EXERCISES B 185 239
小計 1,736 2,147
実践編 例題 24 24
実践編 問題 24 24
総合計 1,784 2,195

例題の到達点は、青チャートの「基本例題」相当ですが、青チャートの「基本例題」の問題数は次の通りです。

  • 理系 - 801 題
  • 文系 - 661 題

少し下のレベルから始まっているため、白チャートの方が問題数は多くなっています。

問題の役割

  • 「例題」は理解の確認のための問題。
  • 「TRAINING」は知識の定着のための「例題」の反復練習。
  • 「EXERCISES 」は知識の幅を広げるための類題
  • 「実践編」は共通テストに対応するための長文問題

Let's Start

その節で学ぶ内容がここにまとめられています。公式の証明もしっかりとあります。

Playback 中学 / Playback

すでに中学で学んだ内容や高校の前の単元で学んだ内容かどうかを分類できます。

コラム

次のようなものがあり、問題を解くための知識の整理や深掘りができます。

  • 「STEP forward」
  • 「STEP into ここで整理」
  • 「STEP into ここで解説」
  • 「STEP UP!」
  • 「ズームUP」
  • 「ズームUP-review-」
  • 「数学の扉」

「STEP into ここで整理」は演習で自然に身に付くところですが、数学が得意な人はこの部分を見つけるための演習量が少ないのが特徴の一つです。

例題の 🧭 別分布

公式や定理をそのまま当てはめる🧭と🧭🧭の問題が45%ぐらいを占めていて、この部分で知識をしっかりと定着させることができます。

例題の種類別分布

レベル別に完成させるなら、こちらの種類別に完成させていくというのもあります。


EXERCISESの 🧭 別分布

例題と異なり、コンパスマークが3つと4つで70%以上を占めています。

TRAINING

例題の反復練習問題で、理解の確認と知識の定着のために利用できます。

EXERCISES

標準例題に対する類題の EXERCISES A と発展例題に対する類題の EXERCISES B があります。ともに網羅性を高めるために利用できます。

実戦編

共通テストの準備・対策のための例題形式の長文問題です。例題に関連する問題がTRINING 実戦として用意されています。数学 III にはこの部分はありません。

使い方 (その1) - 先取りや予習

先取りや予習に使用するなら「EXERCISES」を区切りとし、単元ごとに次のように周回して完了させる進め方があります。

一周目は、「例題」までを知識として、

  • 「Let's Start」「例題」「コラム」を読んで理解する。

ここでの注意点は「例題」の「Chart & Guide」も理解することです。「Lecture」は「例題」で特に指定がなければ、二周目以降で「例題」が解けるようになってからでも大丈夫です。

二周目は、

  • 「例題」を実際に解く。
  • 「例題」が不正解だった場合は、その下の TRAINING も解く。

ここでの注意点は、例題を解いている途中で手が止まったらすぐに「Chart & Guide」を確認し、それでも解けそうにない場合は、すぐに解答を読んで理解するに切り替えることです。「例題」の後に「Lecture」がある場合、「例題」が正解したのちに読むと理解が深まります。

三周目以降は、

  • 前の周で不正解の「例題」と「TRAINING」のみ解く

この流れでその単元のすべての「例題」を正解するまで周回を繰り返します。単元内のすべての問題が一度正解できたら、

  • その単元の EXERCISES を解く

すべての単元が終了し巻末まで到達したら、共通テストを見据えた

  • 実践編を解く

共通テスト向けのため数学IIIにこの部分はありません。

使い方 (その2) - 知識の確認と定着

教科書の後、教科書傍用問題集の代わりに使用して、知識の理解の確認と定着に利用するイメージです。Let's Start で知識の確認をしたら例題を解くところから始めます。

問題数の多さが気になったり、途中で挫折して全体を網羅できない不安がある場合には、例題の種類別に完成させるとよいです。

全範囲をより短い時間で3度往復することによって知識の定着を助けてくれます。

白チャートの次は?

例題がすべて解けるようになり、Let's Start, Lecture, コラムの内容も理解できていれば、次のような教科書の次に使用する入試基礎問題集を使用することができるようになります。

  • 東京出版 1対1対応の演習の例題
  • 東京出版 入試数学の基礎徹底
  • マセマ 合格!数学 / 合格数学実力UP!問題集

注意点は、例題のみではなくLet's Start, Lecture, コラムの内容も理解できていることですかね。

青チャートが気になるなら

重要例題から始める

白チャートで青チャートの基本例題までは到達しています。青チャートの重要例題から開始しましょう。問題の解説が理解できない場合のみ、その問題の関連情報で青チャートの基本例題や基本事項に戻って確認してみましょう。

総例題数を比較すると、白チャートの例題と青チャートの重要例題 / 演習例題をあわせた数は、青チャートの総例題数に文系が20題ぐらい、理系が40題ぐらい増えるのみです。

索引を活用する

白チャートでは全く語られていない入試に向けた概念があります。それぞれ名前が割り振られているので、青チャートの巻末の索引で知らない言葉に該当するページの例題やコラムで確認できます。

まとめ

白チャート が完成していれば、共通テストに対して時間配分や形式になれるための演習や過去問に入ることができます。

必ず使用すべき内容

例題、Lecture、コラム、実践編の例題です。ただこの部分のみでは知識の定着や計算のための演習量が不足します。例題以外の問題も取り組むか、他の問題集で演習量を確保しましょう。

例題のレベル別優先順位は次のとおりです。

  1. 基本例題
  2. 標準例題
  3. 発展例題
  4. 実践編の例題

例題の下の Training

例題をインプットとして使用するなら理解の確認のためにすべて解いた方がよいです。例題をアウトプットとして使用する場合は、間違えた例題の下の練習も解くと理解の確認と知識の定着に利用できます。

EXERCISES

網羅性を高めるために利用できます。過去問以外に他の問題集を使用する予定がない場合は、解くとよいです。