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速読英単語をフルに活用する

はじめに

速読英単語の単語のページで単語とその意味を暗記して使うのを終わりにしていませんか?

その使い方は非常にもったいないです。速読英単語の英文を使用すると、単語を並べるルールの理解力を高めつつ、語彙力もあわせて高められます。

英文は、文法・語法や構文というルールにしたがって単語を並べます。単語の語彙力だけが 10,000語に到達していても英文は理解できないです。

また単語の一語一訳の暗記を繰り返し行っても記憶から抜けていくことが多く、英文や例文などさまざまな場面で出会う頻度を高めた方が定着しやすいです。

速読英単語のフル活用に興味がある人は参考にしてください。

速読英単語の構成

一話の英文に対して英文のページと単語のページがあります。単語のページの中で青枠で囲まれている単語が英文で出てくる単語です。

また単語のページで番号がふられている単語には音声があります。

速読英単語の英文とは?

英文とその音声を使用するとそれぞれ次のようなことも合わせて達成できます。

  • 中学版 - 英単語の並びで内容を理解する
  • 入門編 - 大学受験に必要な速さで読む
  • 必修編 - 長文を読むための文法と構文を高める
  • 上級編 - 単語の推測力を高める

英文で単語や熟語を記憶に定着させる書籍の場合、英文とその日本語訳の中で

  • 覚えるべき単語とその日本語の意味を見つけやすいもの

を選ぶとよいのです。速読英単語シリーズは、英文の中の覚えるべき単語と日本語訳の中のその意味に対して次のようになっていて素早く見つけることができます。

  • 太字 + 赤字で強調されている
  • 英単語と対応する日本語の意味に同じ番号が付与されている

英文の使い方

中学版の英文から始める

返り読みをしていると、いきなり必修編は厳しいです。まずは中学版の英文が音声のみで返り読みせず単語の並びのままで理解できるか確認しましょう。

全60話聴いても合計で1時間4分ほどです。

まずは英文のみを中学版から上級編まで走り切りましょう。

単語の発音は必ず確認

英文に入る前に、単語の発音と意味を確認しておきましょう。

単語のページの単語の中で青枠で囲まれている単語が前の英文のページで出てくる単語です。

残念ながら青枠で囲まれた単語の音声のみを切り出すことはできないので、単語ページを音声で紹介される順に確認しましょう。この時点で暗記する必要はないです。どんな単語があってその意味は何か、まずはその存在を確認します。

英文のページのステップ

単語のページで単語の発音とその意味を一度確認したら英文のページに戻り、次のようなステップで進めてみてください。

  1. 英文を音声で一度最後まで聞く
  2. 一文づつ英文の日本語訳を確認
  3. 英文を目で追いながら音声の速さで理解できるようにする
  4. 音声のみで理解できるようにする

聞き取りずらい単語や記憶になかなか定着しない単語は、その文とともに声に出して発音をまねてみるといいです。音声のみで理解できるようになったら次の英文に移りましょう。

速読英単語を使用する前に

発音と英文法・語法の知識を得ておきましょう。具体的には

  1. フォニックス読み
  2. 単語を並べるルール

です。

発音

アルファベット読みだけではなくフォニックス読みもマスターしておきましょう。書籍の例としては次のようなものがあります。

Chapter 1 と Chapter 2 のリスニング・トレーニングを全問正解できるようになるとよいです。Chapter 3 は総合英語の基本例文の後、Chapter 4 は中学版か入門編の英文の後がおすすめです。

文法・語法

高校で配布されている総合英語で単語の並べ方のルールを理解した後、音声のある英例文を音声のみで理解できるようにしましょう。

書籍の例としては、速読英単語の発音記号が参考にしているジーニアス英和辞典の例文を使用している次の様な総合英語もあります。

  • ジーニアス総合英語 第2版

学校で配布された総合英語の説明が難しいと感じるなら次の様なものでも大丈夫です。

  • 高校英文法をもう一度ひとつひとつわかりやすく。

二冊に分離されていた文法と語法を一冊にまとめてかつ加筆されています。サイズも A5 変更されコンパクトになりました。右のページの問題で理解度の確認ができます。

英文の後の使い方

中学版から上級編まで英文を音声で理解でできるようになった後で掲載されている単語を網羅するためには、まず

  • 中学版の「まとめてチェック」の単語を覚える

次に必修編と上級編の巻末の INDEX で紹介されている単語の中で

  • 記憶に残っていない単語のみを単語のページで覚える

です。またそれぞれの中で使用した方がよいと思われる内容は次のとおりです。

中学版

一つの単語に複数の意味が紹介されている多義語の場合、それぞれの意味に例文があります。

  • 単語のページの例文

入門編

例文のみがまとめられている音声があり、復習がしやすいです。基本動詞の例文は作文にも使えます。

  • 単語のページの例文
  • 「ここで差がつく基本語」
  • イギリス英語の音声

必修編

入門編に対して追加で基本動詞の例文があります。

  • 「まとめてチェック」の 「7. 基本語の注意すべき意味」
  • ディクテーション・テスト
  • 別売りの「速単の英文で学ぶ長文問題70」

上級

  • 「推測原則」
  • 英文のページの「推測しよう!」
  • 「推測で学ぶ接頭辞・接尾辞」
  • 「カタカナ語チェック」
  • 付録の白文と速読の目安時間
  • イギリス英語の音声

速読英単語 中学版

2020年3月に改訂版が発売されています。

全く単語の知識がない状態から新課程の中学校の教科書で必要な全 2,300 語を網羅できます。複数の意味が紹介されている単語には、それぞれに対して例文が掲載されています。

中学の内容を完成させるための最適な一冊です。次のような場合は中学版からはじめましょう。

  • まだ返り読みしている
  • 新課程の中学校までの2,300 語の単語に不安がある

「英文を読む前に」

巻頭の 1 〜 3 ページを使用して「英文を読む前に」というタイトルで次のことが解説されています。

  • 基本の4単語
  • 語形変化の基本ルール

ここで冠詞や人称代名詞などが 30 語ほど紹介されています (注意: ここの単語は巻末の単語 INDEX には含まれていないです)。

巻末の INDEX

次に巻末の単語 INDEX で紹介されている単語と熟語の数は次のようです。

  • 英単語: 2,274 語
  • 英熟語: 485 語

こちらが単語のページで紹介されている単語と熟語の総数です。

英文

全部で 60 話の英文のページがあります。単語のページで紹介されている単語の中で次の数の単語が含まれています。音声のみで英文を返り読みせず理解できるようにするとよいです。

  • 英単語: 577 語

各英文には次のような確認すべき英文法の解説もあり、中学英文法の内容もしっかり含まれています。

  • ここをCheck!

単語のページの例文

この次に紹介する「まとめてチェック」の単語以外は、例文があります。多義語として紹介されている場合、それぞれの意味に例文があります。例文のある単語数は次のようです。

  • 英単語: 1,557 語

英文の後は例文も音声のみで理解できるようにするとよいです。

「まとめてチェック」

テーマに関連づけてまとめて覚えた方が効率がよい単語がまとめられている「まとめてチェック」があります。単語数は次のようです。

  • 英単語: 717 語

これらには例文がありませんが、月、週、曜日、生物、植物、食物などテーマに関連づけて単語がまとめられています。

中学版のまとめ

英文、例文、「まとめてチェック」で INDEX に含まれている単語はすべて網羅できます。多義にもそれぞれ例文があるため、例文も使用して 2,300 語以上の語彙力が身につけましょう。

最後に「不規則動詞の例」で動詞の変形を確認すると中学版は隅々まで使い切ることができます。

中学校の内容で抜けている文法、単語、熟語があるか確認したい場合は、

  • 巻末の INDEX で忘れているかどうかの仕分け
  • 音声ですべての英文を聞いてみる (1時間4分)

で短時間で単語、熟語、文法の習熟度を確認できます。

入門編

2021年3月に改訂第3版が発売されています。

中学版と合わせて使用すると単語数 3,600 語に達成できます。

英文で使用されているルールの理解のための英文解説という切り離して使用できる付録があります。また入試で英文を読む速さの目安として使用できるナチュラルスピードの音声やイギリス英語の発音の英文の音声もあります。

巻末の INDEX

巻末の INDEX で紹介されている単語数は次のようです。半分ぐらいは中学版の INDEX にも含まれています

  • 英単語: 2,442 語

通し番号がある単語数は次のようです。

  • 英単語: 1,450 語

英文

通し番号が割り振られている単語の中で 68 話の英文に含まれている単語数は次のようです。英文に含まれるこれらの単語は中学版や必修編の英文に含まれている通し番号のある単語と重複がほとんどありません。ナチュラルスピードの音声のみで理解できるようにするとよいです。

  • 英単語: 722 語

文法的に不安な英文は英文解説という切り離して使用できる付録で確認しましょう。

基本動詞の活用

基本動詞の活用が英文の下に紹介されています。

  • 「ここで差がつく基本語」の例文

この部分は日本語から英語にできるようにすると英作文にも役立ちます。

単語のページの例文

通し番号のある単語の中で単語のページで例文がある単語数は次のようです。

  • 英単語: 1,327 語

単語のページで例文を音声のみで理解できるようにしましょう。例文の英語のみがまとめられている音声があるので復習しやすいです。

「まとめてチェック」

テーマに関連づけてまとめて覚えた方が効率がよい単語がまとめられている「まとめてチェック」の単語数は次のようです。これらには例文がありません。

  • 英単語: 345 語

この中で 123 語は通し番号があります。

必修編に入る前に

「速読英単語シリーズの単語レベル」のページを見ると、中学版と必修編で入門編はカバーされているように見えます。実際に、必修編の巻末の INDEX で比較すると80%以上が重複しています。

重複を避けて効率よく行うために入門編は使用せず、必修編を使用したくなる考えが浮かびます。構成的な違いとしては次のようです。

  • 英文にある通し番号つき単語は必修編の英文のものとほとんど重複していない
  • 必修編の単語のページには例文がない

知識として定着させる時間を短縮するためには、英文や例文で何度もその単語に出会うことが非常に重要です。必修編を使用する予定がある場合は、まずは入門編の英文や単語の例文で単語に出会っておくのがおすすめです。

必修編

2022年3月に改訂第7版増補版が発売されています。

中学版から合わせると、単語数は4,600語に到達できます。共通テストで高得点を狙うならここまで到達した方がよいです。

後半に英文のページの英文を利用したディクテーション・テストもあります。英文解説という切り離して使用できる付録のほかに、別売りの「速単の英文で学ぶ長文問題70」と合わせ使用すると文構造をより正しく把握できます。

巻末の INDEX

巻末の INDEX で紹介されている単語数は次のようです。

  • 英単語: 3,118 語

通し番号がある単語数は次のようです。必修編では単語に例文ありません。

  • 英単語: 1,945 語

英文

通し番号が割り振られている単語の中で 70 話の英文に含まれている単語数はつぎのようです。

  • 英単語:  912 語

英文に含まれるこれらの単語は中学版や入門編の英文の単語と重複がほとんどありません。ナチュラルスピードの音声のみで理解できるようにするとよいです。

後半に 70 話の英文に対してディクテーション・テストがあります。実際に聞き取れているかも確認するとよいです。

英文解説という文構造の説明の付録があるのですが、その完全版の内容として別売りの長文問題集を利用できます。

  • 速単の英文で学ぶ長文問題70

速読英単語の 70 の英文を使用した長文問題集です。この中で英文の説明がさらに詳しくされています。英文の文構造が付録の内容で理解できない場合は、別売りの「速単の英文で学ぶ長文問題集 70」で確認しましょう。

「まとめてチェック」

テーマに関連づけてまとめて覚えた方がよい単語がまとめられている「まとめてチェック」の単語数は次のようです。

  • 英単語:  76 語

「まとめてチェック」の 「7. 基本語の注意すべき意味」の例文は日本語から英語にできるようにしておくと英作文にも役立ちます。

上級編

2023年3月に改訂第5版が発売されています。

接頭辞と接尾辞で推測するための解説、切り離し可能な別冊で英文の解説と白文の付録、イギリス英語の発音の音声もあります。

中学版から合わせると、単語数は6,700語に到達できます。

巻末の INDEX

巻末の INDEX で紹介されている単語数は次のようです。

  • 英単語: 2,490 語

通し番号がある単語は

  • 英単語: 1,255 語

です。上級編では例文のある単語はありません。

英文

通し番号が割り振られている単語の中で 70 話の英文に含まれている単語数は次のようです。

  • 英単語:  560 語

英文に含まれるこれらの単語は中学版、入門編、必修編の英文の単語と重複がありません。英文を音声のみで理解できるようにするとよいです。

p14 から p24 で紹介されている「推測原則」を確認後、各英文の訳を確認する前に英文の上に記述されている「推測しよう!」で実際に推測する練習もできます。

「推測で学ぶ接頭辞・接尾辞」

40 の接頭辞や接尾辞の推測の練習もできます。

「まとめてチェック」

テーマに関連づけてまとめて覚えた方がよい単語がまとめられている「まとめてチェック」もあります

「カタカナ語チェック」

日本語の中で英語の発音に似たカタカナで使用できる語がまとめられています。

速読英熟語

含まれている音声を英文で理解できるようになるとよいです。

ただ現在の販は音声が CD で別売りになっています。来年 3月に発売される新しい版では音声ダウンロードがある予定のようなので時間があればそちらを待っても良いです。

まとめ

書籍で英文をみると多く感じますが、すべての英文を連続して再生するのにかかる時間は次のようでです (合計 4時間12分)。

  • 中学版 (1時間4分)
  • 入門編 (42分)
  • 必修編 (1時間18分)
  • 上級編 (1時間8分)

復習にはそれほど時間がかからないので、まずは英文を音声で理解できるようにすることがおすすめです。

中学版から上級編まで、各英文で紹介されている通し番号のある単語は2,500語以上になります。各英文は熟語や通し番号のある単語以外も使用しているため、英文だけを全冊を通して使用するだけで、熟語やその数以上の英単語数を網羅できます。付属している英文の解説も理解できるようになっていれば、長文を読むための文法・語法や構文も十分に身についています。

このあとは志望校の過去問の長文や志望大学レベルの長文問題集に入れます。