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速読英単語と速読英熟語の特徴と使い方

はじめに

速読英単語の単語のページで単語とその意味を暗記して使うのを終わりにしていませんか?

その使い方は非常にもったいないです。学校の教科書で行っているように英文を読みながら語彙力もあわせて高めたいと思っている人には特におすすめです。

速読英単語と速読英熟語のフル活用に興味がある人は参考にしてください。

英単語の覚え方

動詞、形容詞、副詞などその使用場面とともに覚えた方が記憶に残りやすい単語と、週、月、職業、授業科目などの名詞はテーマに関連づけてグループ化しまとめて単純に覚えた方が記憶の残りやすい単語があります。

速読英単語シリーズ

英文に加え、グループ化してまとめて覚えた方がよい単語を「まとめてCheck」という形でグループ化して紹介しています。

英文から始めるときの注意点

自分の単語レベルの英文から始めることです。

英文の中の単語で、英文に続く単語のページで紹介されている単語以外で知らない英単語が毎回多くある場合は、使用できるレベルに到達していないです。

速読英単語シリーズ

返り読みしている場合や中学校までの英語が不安な場合は迷わず中学版からはじめましょう。

英文で語彙力を高める本の選び方

英文とその日本語訳の中で

  • 覚えるべき単語とその日本語の意味を見つけやすいもの

を選ぶとよいのです。

速読英単語シリーズ

英文の中の覚えるべき単語と日本語訳の中のその意味に対して次のようになっていて素早く見つけることができます。

  • 太字 + 赤字で強調されている
  • 英単語と対応する日本語の意味に同じ番号が付与されている

速読英単語の構成

1つの話に対して英文のページと単語のページがあります。単語のページの中で青枠で囲まれている単語が英文で出てくる単語です。

また単語のページで番号がふられている単語には音声があります。

速読英単語の特徴

英文とその音声を使用すると、語彙力とあわせてそれぞれ次のようなことも達成できます。

  • 中学版 - 英単語の並びで内容を理解する
  • 入門編 - 大学受験に必要な速さで読む
  • 必修編 - 高校の英文法や構文で読む
  • 上級編 - 単語の推測力を高める

それではそれぞれを個別に紹介していきます。

速読英単語 中学版

2020年3月に改訂版が発売されています。

これ一冊で中学校までの英語のすべてが詰まっています。中学版を使用して次のようなことを確認してみてください。

  • 英文が音声のみで理解できるか?
  • 巻末の INDEX で知らない単語や熟語はないか?

この2つができないと高校生用の「速読英単語」を使うのは難しいです。英文のページと単語のページ、それぞれ連続再生するために必要な時間は次の通りです。

  • 英文:のページ: 1時間04分
  • 単語のページ: 5時間59分

英文のページと単語ページ両方を音声で確認しても7時間ほどで中学までの英語の習熟度が確認できます。音声で理解できない英文はできるようにしましょう。INDEX で知らなかったり忘れていたりした単語や熟語は該当する単語ページで音声とともに確認しましょう。

構成とその内容は次のようです。

「英文を読む前に」

巻頭の 1 〜 3 ページを使用して「英文を読む前に」というタイトルで次のことが解説されています。

  • 基本の4単語
  • 語形変化の基本ルール

ここで冠詞や人称代名詞などが 30 語ほど紹介されています (注意: ここの単語は巻末の単語 INDEX には含まれていないです)。

巻末の INDEX

次に巻末の単語 INDEX で紹介されている単語と熟語の数は次のようです。

  • 英単語: 2,274 語
  • 英熟語: 485 語

これは単語のページで紹介されている単語と熟語の総数です。

英文

全部で 60 話の英文のページがあります。単語のページで紹介されている単語の中で次の数の単語が含まれています。英文は、中学一年の教科書の初めの易しい英文から始まります。英文を返り読みせず理解できるようになるために音声のみで理解できるようにしましょう。

  • 英単語: 577 語

「ここをCheck!」

各英文で確認すべき英文法の解説です。中学英文法の内容もしっかり含まれています。もし文法的に不安な場合は次のような書籍で文法を一度確認した後に速読英単語に戻りましょう。

基本練習や復習のページの問題を使って理解度の確認してみてください。

単語のページの例文

次に紹介する「まとめてチェック」の単語以外は、例文があります。多義語として紹介されている場合、その多くの意味に例文があります。例文のある単語数は次のようです。

  • 英単語: 1,557 語

英文の後は例文も音声のみで理解できるようにして語彙力を向上させるとよいです。

「まとめてチェック」

テーマに関連づけてまとめて覚えた方が効率がよい単語がまとめられています。単語数は次のようです。

  • 英単語: 717 語

これらには例文がありませんが、月、週、曜日、生物、植物、食物などテーマに関連づけて単語がまとめられています。

「不規則動詞の例」

動詞の変形がまとめられています。

中学版のまとめ

英文、例文、「まとめてチェック」で巻末の INDEX に含まれている単語はすべて網羅できます。「英文を読む前に」の冠詞や人称代名詞を含めると 2,300 語が網羅できます。多義にもそれぞれ例文があるため、例文も使用すると 2,300 語以上の語彙力が身につきます。

最後に「不規則動詞の例」で動詞の変形で知らなかったり忘れていたものを確認して中学版を隅々まで使い切りましょう。

速読英単語 入門編

2021年3月に改訂第3版が発売されています。

巻末の INDEX

巻末の INDEX で紹介されている単語数は次のようです。

  • 英単語: 2,442 語

半分ぐらいは中学版の INDEX にも含まれています。掲載されている単語をすべて覚えると中学版の2,300語に1,300語ぐらい追加されることになり、合わせて3,600語を網羅できます。通し番号がある単語数は次のようです。

  • 英単語: 1,450 語

英文

通し番号のある単語の中で 68 話の英文に含まれている単語数は次のようです。

  • 英単語: 722 語

英文解説という切り離して使用できる付録もあります。音声はスローとナチュラルの二種類のスピードがあり、イギリス英語の発音の音声もあります。

「ここで差がつく基本語」

基本動詞の活用が各英文の下に紹介されています。紹介されている例文を日本語から英語にできるようにすると英作文にも役立ちます。

単語のページの例文

通し番号のある単語の中で単語のページで例文がある単語数は次のようです。

  • 英単語: 1,327 語

例文の英語のみがまとめられている音声があるので復習しやすいです。

「まとめてチェック」

テーマに関連づけてまとめて覚えた方が効率がよい単語をあつめている「まとめてチェック」の単語数は次のようです。これらには例文がありません。

  • 英単語: 345 語

この中で 123 語は通し番号があります。

入門編のまとめ

英文と例文、それぞれ連続再生するために必要な時間は次の通りです。

  • 英文 (ナチュラルスピード): 1時間04分
  • 例文 (英語のみ): 2時間10分

文法的には中学英文法で乗り切れます。

音声のナチュラルスピードは、入試で英文を読むペースメーカーとしてちょうどよいので、英文をナチュラルスピードの音声のみ理解できるようにすると、単語の語順で理解する速さを入試レベルまで引き上げることができます。

そのあと例文も音声のみで理解できるようにするとよいです。「まとめてチェック」の音声がある単語も音声のみで意味が理解できるようになると、中学版に500語ぐらいの新しい単語を追加できます。

「ここで差がつく基本語」の例文を日本語から英語にできるようにすると英作文の時に活用できます。

必修編との単語の重複

「速読英単語シリーズの単語レベル」のページを見ると、中学版と必修編で入門編はカバーされているように見えます。実際に、必修編の巻末の INDEX で比較すると80%以上が重複しています。

構成的な大きな違いとしては次のようです。

  • 必修編の単語のページには例文がない

知識として定着させる時間を短縮するためには、英文や例文で何度もその単語に出会うことが非常に重要です。必修編を使用する予定がある場合は、まずは入門編の英文や単語の例文で単語に出会っておくのがおすすめです。

入門編を使用する前に

共通テストのリスニング、英検のリスニングやスピーキングなど、発音の重要度は増しています。知識の定着率を上げるために音読する時にカタカナ読みやローマ字読みで変な癖がつくとやっかいです。フォニックスの法則や音の変化を発音記号とともに確認しておくとよいです。

一冊に発音記号とともにフォニックスの法則と音の変化が含まれている書籍の例としては次のようなものがあります。

演習問題 (リスニング・トレーニング) で確認してみましょう。 この時点で必要なのは「Chapter 1 単語のリスニング (母音と子音)」と「Chapter 2 語句のリスニング (音の変化) 」です。Chapter 1 と Chapter 2 あわせて 2時間ぐらい必要です。

「Chapter 3 文のリスニング (リズム) 」と 「Chapter 4 総まとめ (ディクテーション) 」は中学英語を確認した後でも大丈夫です。

速読英単語 必修編

2022年3月に改訂第7版増補版が発売されています。

巻末の INDEX

巻末の INDEX で紹介されている単語数は次のようです。

  • 英単語: 3,118 語

掲載されている単語をすべて覚えると中学版と入門編の3,600語に1,000語ぐらい追加されることになり、合わせて4,600語を網羅できます。通し番号がある単語数は次のようです。

  • 英単語: 1,945 語

必修編では単語に例文はありません。

英文

通し番号のある単語の中で 70 話の英文に含まれている単語数はつぎのようです。

  • 英単語:  912 語

音声はスローとナチュラルの2種類のスピードがあります。

英文には高校の文法や構文がしっかりと詰まっています。英文解説という文構造の説明の付録があるのですが、その完全版の内容として別売りの長文問題集があります。

  • 速単の英文で学ぶ長文問題70

速読英単語の 70 の英文を使用した長文問題集です。この中で英文の構成がさらに詳しく説明されています。英文の文構造が付録の内容で理解できない場合は、別売りの「速単の英文で学ぶ長文問題集 70」を入手しましょう。

「まとめてチェック」

テーマに関連づけてまとめて覚えた方が効率がよい単語をあつめている「まとめてチェック」の単語数は次のようです。

  • 英単語:  76 語

「まとめてチェック」の 「7. 基本語の注意すべき意味」の例文は日本語から英語にできるようにしておくと英作文にも役立ちます。

「ディクテーション」

後半に英文のページの英文を利用したディクテーション・テストがあります。空欄を埋める形で実際に聞き取れているかの確認に使用できます。

必修編のまとめ

英文を連続再生するために必要な時間は次の通りです。

  • 英文 (ナチュラルスピード): 1時間18分

ナチュラルスピードは、入試で英文を読むペースメーカーとしてちょうどよいので、英文をナチュラルスピードの音声のみでまずは理解できるようにしましょう。

必修編に入る前に

学校から配布される総合英語で高校の文法・語法を理解しておきましょう。音声のある例文に対して次のことをできるようにしておくとよいです。

  • 文法的に説明できる
  • 音声のみで理解できる
  • 日本語から英語にできる

中学英語が理解できていれば半分以上は復習です。

書籍の例としては、速読英単語の発音記号が参考にしているジーニアス英和辞典の例文を使用している次の様な総合英語もあります。

音声のある例文は861文 あります。

速読英熟語

2024年2月26日に改訂版が発売されています。単語レベルは必修編ぐらいが必要です。

巻末の INDEX

巻末の INDEX で紹介されている熟語と構文の数は次のようです。

  • 熟語・構文: 1,551 語

通し番号がある単語数は次のようです。

  • 熟語・構文: 1,084 語

通し番号のある熟語と構文には例文もあります。

英文

INDEX で青字と赤字になっているものが英文に出現しています。通し番号のある熟語と構文はすべてふくまれています。切り離しできる「英文解説 + Check & Master 」という付録に文構造の説明もあります。

Check!!

各英文のページの下部に、英文で出現する単語の中で必修編までの見出し語には含まれていなかったようなレベルの高い単語の意味がまとめてあるので、単語の意味を別途調べる可能性は低いです。

Check & Master 

熟語・構文のページで紹介されている中の構文には「英文解説 + Check & Master 」のページ数と項目名があり、「英文解説 + Check & Master 」の中で文法や語法の要点が解説されています。

前置詞・副詞のコアイメージ

16の前置詞と副詞のコアイメージが巻頭で紹介されています。小学校のときにこのあたりは学習している人もいると思います。

速読英熟語のまとめ

必修編で紹介されている通し番号のない単語も英文の中で出現するので、必修編の後に利用するのがよいです。英文を連続再生するために必要な時間は次の通りです。

  • 英文 (ハイスピード): 1時間51分
  • 例文 (ハイスピード): 2時間26分

含まれている熟語と構文は英文も例文も同じです。単語の網羅性を高めたり、違う文脈で復習したい場合は、両方とも音声のみで理解できるようになるとよいです。必修編を英文と「まとめてCheck」のみで終了している場合、必修編で紹介されている他の単語も英文で網羅することができます。

共通テストで高得点を狙うならここまでがんばりましょう。

速読英単語 上級編

2023年3月に改訂第5版が発売されています。

接頭辞と接尾辞で推測するための解説、切り離し可能な別冊で英文の解説と白文の付録、イギリス英語の発音の音声もあります。

中学版から合わせると、単語数は6,700語に到達できます。

巻末の INDEX

巻末の INDEX で紹介されている単語数は次のようです。

  • 英単語: 2,490 語

必修編とはほとんど重複がなく、掲載されている単語をすべて覚えると中学版から必修編の 4,600 語に 2,100 語ぐらい追加されることになり、合わせて 6,700 語を網羅できます。通し番号がある単語数は次のようです。

  • 英単語: 1,255 語

上級編では単語に例文はありません。

英文

通し番号が割り振られている単語の中で 70 話の英文に含まれている単語数は次のようです。

  • 英単語:  560 語

英文解説という切り離して使用できる付録があります。音声のスピードの種類はありませんが、イギリス英語の発音の音声もあります。

「推測の原則」と「接頭辞・接尾辞」

p14 から p24 で紹介されている推測のための原理原則が説明されています。

「推測しよう!」

英文の上に記述されている「推測しよう!」で実際に推測する練習ができます

「推測で学ぶ接頭辞・接尾辞」

「推測しよう!」に加えて 40 の接頭辞や接尾辞の推測の解説と練習が英文と英文の間にあります。

「まとめてチェック」

テーマに関連づけてまとめて覚えた方が効率がよい単語をあつめている「まとめてチェック」の単語数は次のようです。

  • 英単語:  155 語

「カタカナ語チェック」

日本語の中で英語の発音に似たカタカナで使用できる語がまとめられています。

上級編のまとめ

英文を連続再生するために必要な時間は次の通りです。

  • 英文: 1時間08分

英文の中では必修編までに紹介されている単語は文中に出現します。

単語の網羅性を確認する場合、まずは速読英単語の入門編、必修編、上級編の英文、例文と「まとめてチェック」と速読英熟語の英文と例文を音声で理解できるようになってから、必修編と上級編の巻末の INDEX で知らない単語を確認するとよいです。

まとめ

書籍を積み上げると多く感じますが、すべての英文と例文を連続で再生しても 9時間35分で終了します。

  • 速読英単語 入門編 英文 Natural (42分)
  • 速読英単語 入門編 例文 (2時間10分)
  • 速読英単語 必修編 英文 Natural (1時間18分)
  • 速読英熟語 英文 High (1時間51分)
  • 速読英熟語 例文 High (2時間26分)
  • 速読英単語 上級編 英文 (1時間8分)

中学版の英文の再生時間 1時間4分をあわせても10時間39分で終了します。

すべて一度終わったあとの復習は、速読英単語の必修編と上級編、速読英熟語で大丈夫です。まずは英文を音声で理解できるようにすることがおすすめです。付属している英文の解説も理解できるようになっていれば、長文を読むための文法・語法や構文も十分に身についています。

上級編の次は志望校の過去問の長文や志望大学レベルの長文問題集で出題形式になれましょう。

共通テスト

速読英熟語までは終了させるとよいです。速読英単語シリーズを終了させればあとはリーディングやリスニングの過去問で形式に慣れて終了です。