参考書でDIY

参考書や問題集を使用した大学受験の独学をサポート

英語を得点源にする

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はじめに

< 更新版 >

英語は、独学で先取りしやすい科目です。

英検なども考慮して最初から4技能を視野に入れて学習すると効率的です。いくつかの参考書が新しくなっていたので更新しました。興味がある人は参考にしてください。

学習のステップ

  1. 小学校の英語の確認
  2. 中学校の英語の確認
  3. 高校の英文法・語法を理解する
  4. 入試に必要な速さで読む
  5. 高校の単語、文法、構文で英文を読む
  6. 単語、文法、構文のレベルを上げて読む
  7. 多読しながら語彙力を高める
  8. 和文英訳
  9. 自由英作文
  10. 志望大学過去問
  11. 各種対策

0. 小学校の英語の確認

発音のルールを理解していますか?

フォニックスの法則や音の変化を発音記号で確認しておくとよいです。

共通テストのリスニング、英検のリスニングやスピーキングなど、発音の重要度は増しています。知識の定着率を上げるために音読する時にカタカナ読みやローマ字読みで変な癖がつくとやっかいです。

一冊に発音記号とともにフォニックスの法則と音の変化が含まれている書籍の例としては次のようなものがあります。

演習問題 (リスニング・トレーニング) で確認してみましょう。 この時点で必要なのは「Chapter 1 単語のリスニング (母音と子音)」と「Chapter 2 語句のリスニング (音の変化) 」です。Chapter 1 と Chapter 2 あわせて 2時間ぐらい必要です。

「Chapter 3 文のリスニング (リズム) 」と 「Chapter 4 総まとめ (ディクテーション) 」は中学英語を確認した後でも大丈夫です。

1. 中学校の英語の確認

次のような点に関して大丈夫ですか?

  • 返り読みをすることなく単語の語順で英文を理解できますか?
  • 単語 2,200 語以上の語彙力はありますか?
  • 不規則動詞の変化は覚えていますか?

もし不安な場合は、速読英単語 中学版で確認してみてください。

まず英文のページの全60話の英文が

  • 音声の速さで意味が理解できるか?

です。英文のページに掲載されている 60 話の音声を続けて聴いても 1 時間4分で終了します。音声のみを聞いてその速さで意味が理解できるか確認してみましょう。次にINDEXで次のようなことを確認してみてください。

  • 巻末の「単語INDEX」にある単語で知らないものはないか?
  • 巻末の「熟語INDEX」にある熟語で知らないものはないか?

2,300 種類の単語と 485 種類の熟語がこれ 1 冊に含まれています。単語のページをすべて再生すると5時間59分です。

音声で理解できなかった英文は理解できるようにしましょう。またINDEX で知らなかったり忘れていたりした単語や熟語は単語のページで確認しましょう。

最後に INDEX の次にある「不規則動詞の例」で不規則動詞の変化を確認して終了です。

中学の英文法

「速読英単語 中学版」の各英文のページの「ここをCheck!」に文法的な解説がありますが、もし文法的に不安になったら次のような書籍で文法を一度確認してから「速読英単語 中学版」に戻りましょう。

基本練習や復習のページの問題を使って習熟度の確認するとよいです。

2. 高校の英文法・語法を理解する

高校で学ぶ文法・語法なルールを理解していますか?

学校で配布される「総合英語」で次のようなことを確認しましょう。中学の英文法が理解できていれば半分以上は中学の復習です。

  • 基本例文の文法・語法のルールを説明できる
  • 基本例文が音声のみで意味が理解できる
  • 基本例文の日本語から英文が書ける

あたらめて購入する場合はレイアウトや文体が自分にあうものを書店で見て選ぶと良いです。また基本例文集と英文のみの音声が入手できると復習しやすいです。書籍の例としては次のようなものがあります。

基本例文は356題 (全815文) あります。説明は口語調で、基本例文がまとまった暗唱例文集がホームページからダウンロードできます。音声は英語のみですべて続けて聴いても 1時間29分です。

3. 入試に必要な速さで読む

入試に必要な速さで英文が理解できますか?

速読英単語 入門編の全 68 話の英文を使用して次のことを確認してみてください。

  • Natural スピードの音声で理解できるか

高校一年生の英単語も含まれていますが、英文の中に指定されている見出し語の70%以上が中学版の英文の中でも見出し語としても指定されているので、新しい単語の負担を抑えて単語の語順で理解する速さの向上に集中できます。

あわせて単語のページの例文を使用して

  • 音声の速さで理解できる

ようにすると語彙力も中学版と合わせて 3000 語ぐらい網羅できます。それぞれすべての英文または例文を連続再生すると次のような時間になります。

  • 英文 42分
  • 例文 2時間10分

英文は、巻末に付属する「英文解説」も活用して一行づづその日本語訳を丁寧に確認しましょう。

4. 高校の単語、文法、構文で英文を読む

これ以前は準備段階でここからが高校英語の本番です。

この時点で速読英単語 必修編と速読英熟語を使用することができます。まずは速読英単語 必修編の英文を使用して

  • Natural スピードの音声の速さで英文をすべて理解できる

ようにします。

巻末に切り離し可能な「英文解説」という冊子でも英文の構造がわからない場合には次のような別売りの書籍を入手するとよいです。英文を連続再生してかかる時間は合計 1時間18分です。

必修編の英文を使用している長文問題集で、詳しい英文の解説があります。

次に速読英塾語の熟語のページの例文を

  • High スピードの音声の速さで英文をすべて理解できる

ようにします。

必修編の見出し語が英文の中で登場しているので、速読英単語 必修編の後に使用するのがおすすめです。High スピードの音声には音の変化がしっかり入っているので High スピードを使用しましょう。再生にかかる時間はそれぞれ

  • 英文: 1時間51分
  • 例文: 2時間26分

です。例文もHighスピードの音声のみで理解できるようにしておくとよいです。

英検2級

速読英単語 必修編の青枠以外の太字の単語も気になるが、例文とその音声が欲しいと思っている人は、次のような英検2級の単語帳の例文で補うことができます。

1,260語の単語が例文で紹介されています。

共通テスト

次のような日常的会話の英文を追加して終了です。あとは過去問や予想問題集で入試形式に慣れましょう。

メール、会話、webサイト、広告、記事などの多様なスタイルの英文がバランスよく掲載されています。全 143 話を連続して再生すると 2時間17分になります。

5.  単語、文法、構文のレベルを上げて読む

過去問に入る前にこの2冊を行って難関大の英文を読むための単語、文法、構文のレベルに到達しておきましょう。

見出し語は速読英単語の必修編と全く重複していないため単語レベルもあがりますが、音声の速さですべての英文を理解できるようにしましょう。

全48話で合計1時間8分です。音声のスピードは必修編の Natural より若干遅めです。接頭辞や接尾辞で推測する問題もあわせて使用するとよいです。

国立ニ次や難関私大の長文で遭遇する抽象的な日本語に対する英語表現の対策に利用できます。2021年2月に改定されて英文がすべて置き換えられています。必ず4訂版を使用してください。

文の下に単語の意味が掲載されているので別途調べる必要はないです。また最初の「文法編」で問題文を読むために必要な英文法の確認もできます。問題文は、構文編 (例題50, 練習50)、文脈編(例題20, 練習20)、応用問題編(問題20) と量的にも非常に充実しています。

例題や練習の音声もダウンロードできます。連続再生すると合計で1時間34分です。こちらも音声のみで理解できるようにするとよいです。

英検準1級

速読英単語 上級編の青枠以外の太字の単語も気になるが、例文とその音声が欲しいと思っている人は、次のような英検準1級の単語帳の例文で補うことができます。

1,680 語の英単語が例文で紹介されています。

6. 多読しながら語彙力を高める

速読英単語、速読熟語、速読・速聴 Daily、基礎英文問題精講で、6,000 語ぐらいの単語を網羅できています。ただここまでに紹介した書籍を繰り返して英文自体を覚えてしまっている場合、読んだり聴いたりする能力が頭打ちになり、初見の英文で思ったより読めなかったり、聞き取れなかったりする場合があります。ここからは文を変えながら語彙力の定着と向上を目指します。

以下の紹介する書籍は単語のレベル別にならべてあります。

全 160 話で4時間38分です。イギリス英語とアメリカ英語が混ざっているのため共通テストのリスニング対策としてもよいです。

全120話と短い会話158話があります。合計1時間25分です。

全158話で4時間18分です。準1級のものと同じくイギリス英語とアメリカ英語が混ざっています。

全110話で4時間4分す。

ここで英文を読むための学習は終了です。

7. 和文英訳

まず以下の単語や文を日本語から英語が書けるようにしましょう。

  • 速読英単語 中学版のINDEXにある英単語すべて
  • 総合英語の基本例文
  • 速読英単語 入門編「ここで差がつく基本語」の例文
  • 速読英単語 必修編「まとめてチェック」の 「7. 基本語の注意すべき意味」の例文

日本語を英単語に置き換えても正しい英文にはならないことが多いです。次に英訳するときに注意すべきところを学習しましょう。

口頭チェックテストにある英文はすべて書けるようにするとよいです。

8. 自由英作文

自由英作文がある場合、型も学習しておきましょう。文と文をつなぐ接続詞も重要です。

付属の暗唱例文集の英文は書けるようにしましょう。

9. 志望大学過去問

「7. 英作文」のあとに志望大学の過去問を一度行って、対策が必要な部分を確認しましょう。

10. 各種対策

志望大学の過去問後に必要と思う部分のみで大丈夫です。

英文法・語法と整序問題

文法・語法の問題集を一冊行うなら以下のものがよいです。

定番の「頻出英文法・語法問題 1000」の河合塾版 (2022年8月に発売)です。違いは次のような感じです。

  • 篠田先生ではなく島田先生 (瓜生先生は同じ)
  • 2005年以降の傾向が含まれている
  • 英語の問題文に音声がある
  • 演習問題として4択問題がさらに追加されている

分野ごとに総合英語を読んでから問題を解いて、すべての問題が一度解けるようにします。

自由英作文の演習

自由英作文の演習を追加したい場合は以下の書籍を使用してください。

問題量が充実しています。

英文解釈

「6. 多読しながら語彙力を高める」まで終了していればこれ以上は必要ないと思いますが、もし志望校の過去問で単語の意味はわかるのに文として何を言っているかわらかないとなった場合、次のような書籍で構造の難しい文を理解する練習をしてみてください。

長文問題集

自身の大学のレベルから始めて大丈夫です。

英文自体の理解に困ることはないと思いますが、本文の全文の訳とSVOCが振られている問題集を選ぶとよいです。例としては次のようなものがあります。

速読英単語 必修編の文章を使用した長文問題集です。問題文も英語で速読英単語 必修編の後に行えば問題を解くということに集中できます。

24の長文が問題とともに含まれています。入門英文問題精講が終わっていれば、入れます。改訂されて著者が三浦先生になっていて、先生自身が Youtube で使い方を公開しています。

イギリス英語の発音対策

リスニングでイギリス英語の発音が聞き取りづらければ、IELTS 用の単語帳を使用するとよいです。また速読英単語の入門編と上級編にはイギリス英語の発音の音声もあるので、こちらも使用できます。

  • 速読英単語 入門編 (Z会)
  • 速読英単語 上級編 (Z会)
  • 分野別 IELTS 英単語 (オープンゲート)

学術的用語の対策

大学の学部学科名やその分野の基本的な用語が必要と感じているなら次のような TOEFL の単語帳がよいです。

この書籍の一つ注意点は音声のスピードが基礎レート、本試験レート、高速レートの3種類が混ざっているところです。

語彙全体の確認

今まで出会った単語や熟語を重複なく統一した形式かつ例文で復習するなら次の書籍があります。入試問題の単語の注釈が英語になっていたりしませんか?英英辞書の文にも慣れたいと思っている人にもおすすめです。

英英英単語と英英英熟語は、単語帳形式で、すべての単語や熟語に例文があり、英英辞典の意味も含んでいます。また一つの単語や熟語に対して複数の意味 (多義) の例文も多く含まれています。

最終的な単語力は英英辞典になるので、そのつなぎとしてもよいです。

高校教科書レベルが中心ですが、多義語に対してそれぞれの例文があり今までいろいろあ場面で出てきた意味をまとめて復習できます。

難関大で頻出の単語レベルまでが含まれています。こちらも多義語に対しては同様にそれぞれの意味に対して例文があります。

英検準1級レベル以上の難単語で構成されています。こちらも多義語に対しては同様にそれぞれの意味に対して例文があります。

英検1級レベル以上の難単語で構成されています。こちらも多義語に対しては同様にそれぞれの意味に対して例文があります。

英英辞典

はるか昔、今ほど単語帳が充実していない時代は、教科書の次は辞書でした。現在はここまで辿り着く人はなかなかいないと思いますが、語彙力を高めるための最終手段は英英辞典の使用です

OALD (Oxford Advanced Learner's Dictionary) というアプリで音声での確認や検索もできます。

まとめ

書籍を積み上げるとかなりの高さになりますが、速読英単語 中学版から始めて速読・速聴 Advanced まで英文や例文を連続再生しても 36 時間 49 分で終了です。時間にして1日半ぐらいの英文を音声で理解できるようになればリスニングとリーディングは終了です。このあとは志望大学の過去問や英検の対策本に入れます。完成までの距離はそれほど遠くないですよ。

注意: 作文は追加で対策をする必要があります。