参考書でDIY

参考書や問題集を使用した大学受験の独学をサポート

英語を得点源にする

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はじめに

理系で英語を得点源にできれば最強です。単語や熟語を覚えただけでは点数が伸び悩み、文法を正しく使いこなしながら読む、書く、聴くを鍛える必要があります。

「単文を読む+聴く」「長文を読む+聴く」「一文を書く」「作文」の4つのステップを経て得点源にしましょう。

リスニングの重要度が増している昨今の入試に対しては、初めから(単語を覚える時から)音声を使用して発音に変な癖がつかないように行うと効率的です。

隙間時間を使用して少しずつ行うことができる科目です。興味がある人は参考にしてください。

学習のステップ

  1. 一文を読む + 聴く
  2. 長文を読む + 聴く
  3. 一文を書く
  4. 自由英作文

一文を読む + 聴く

まずは英文法書と英単語・熟語帳の例文を利用して

  • 音声に合わせて英語の例文を理解する。

をできるようにします。頭の中できれいな日本語に並べ替える必要はありません。例えば、次のような文は「私」「通っている」「学校」の順にその意味を思い浮かべ自身が理解できれば大丈夫です。

  • I go to school.

必ずしも日本語として「私は学校に通っている」と並べ替える必要はないです。もし中学の内容に不安があれば中学の文法の参考書と単語帳から始めてください。

中学の英文法と英単語

それぞれ音声があり一冊で終るものを選ぶと効率的です。例としては次のようなものがあります。

  • 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやく。(学研出版)
  • 速読英単語 中学版 (Z会)

読んで理解した後、基本例文のリスニングに入りましょう。音声を聴きながらすべての基本例文を理解できるようにします。

初めに単語のページでそのストーリーに使用される単語の意味に触れます。その次に英語の音声を聴きながらストーリーを目で追って理解します。最終的にすべてのストーリーが音声のみで理解できるようになれば終了です。

英文法

英文法の参考書は、内容が次の要素で構成されているものを一冊選んで使用します。

  • 中学レベルの単語で構成されている
  • 例文に音声がある
  • 全体を網羅している

タイトルに「総合英語」とあるものはだいたい該当します。学校で配布されているもので大丈夫です。一度読んで理解してから基本例文のリスニングに入りましょう。基本例文の音声を聴きながらすべて理解できるようになれば終了です。

例としては次のようなものがあります。

  • 総合英語 FACTBOOK これからの英文法 (桐原書店)
  • ジーニアス総合英語 (大修館書店)

FACTBOOK はどちらかというと口語調で、ジーニアスは教科書寄りの文体です。自分にあうものを書店で見て選ぶと良いです。

基本例文は356題(全815文)あります。

ジーニアス英和辞典の文法書版です。基本例文は459題(全862文)あります。

英単語と英熟語

まずは出現頻度の高い英単語と熟語を英単語帳・英熟語帳で一度覚えます。これらの単語や熟語はこの後の長文で何度も出てくるので、思い出すというプロセスを経て次第に定着していきます。この時点では次の日に忘れても心配ないです。さくさく進めましょう。

英単語帳と英熟語帳は学校で配布されるもので大丈夫です。内容が次の要素で構成されているものを選んで使用してください。

  • すべての単語と熟語に例文がある
  • 例文に音声がある
  • 単語に発音記号がある
  • 動詞に自動詞, 他動詞の情報がある

単語を例文で覚えると単語の品詞も自然に身につきます。音声と合わせて覚えると自己流の発音によってリスニングの問題で苦しむことはなくなります。

例文の音声を聴きながらすべて理解できるようになれば終了です。例としては次のようなものがあります。

データベースを使用する場合は、網羅度と到達度を確保するなら二冊とも行うのがオススメです。現在の版になってから3000も4500もすべての例文に音声がついています。共に「発音記号をマスターする」から行いましょう。

中学教科書、高校教科書、および共通テストに必要最低限の英単語・熟語が含まれています。「基本動詞」と「前置詞」の部分は「一文を書く」の時にも利用できます。

難関大で必要最低限の英単語・熟語が含まれています。「基本動詞を含む頻出熟語」の部分は「一文を書く」の時にも利用できます。

この二冊のどちらの例文でも使用されていない単語は後ほど行う「長文を読む + 聴く」で出てくる都度追加で覚えていきます。

総合英語の基本例文以外の部分を補う

英文法・語法の問題集を使用して「総合英語」の基本例文以外の部分を補足します。

こちらもすべての問題文に音声がついているものを選んでください。まずは問題として解いて間違えたところは必ず使用した文法書に戻って確認しましょう。総合英語の基本例文以外の部分が問題になっている場合が多いです。

一度すべての問題が正解できるようになった後、問題文の音声を聴きながらすべて理解できるようになれば終了です。問題文の音声が理解できるようになると、「総合英語」の基本例文以外の部分を音声で補足できます。

例としては次のようなものがあります。

  • スクランブル英文法・語法 (旺文社)

正解するだけではなく右ページに書かれている内容と自身の解答の根拠が一致することが大切です。Part 1 - Part 4までの音声は旺文社のホームページよりダウンロードしてください。また本書の「発音・アクセント」の章は、自身の志望大学の入試でこの形式の出題がなければ行う必要はありません。

長文を読む + 聴く

前のステップで蓄えた知識を入試問題で解くために必要な速度で引き出せるようにします。リスニングの演習の例にある書籍の音声の速さ以上で理解できるようになることがゴールです。

長文読解のためのインプット

まずは短い文章で文法の復習をしながら読む時に必要な文法の使い方を確認します。「一文を読む」で一度文法をしっかり網羅しているので共通テストレベルの文章から始められます。

例としては次のようなものがあります。

72題で構成されています。文の下に単語の意味を掲載されているので、文の構造に集中できます。著者の竹岡先生自身の使い方の解説がYoutubeで公開されています。

抽象的な内容の文章でさらにインプット

難関大の英語長文はやさしい現代文の文章に近いです。抽象的な日本語の内容を英文でさらにインプットします。例としては次のような参考書があります。

  • 基礎英文問題精講 (旺文社)

こちらも文の下に単語の意味を掲載されているので、文の構造に集中できます。

以前、含まれている例文が古くて使用を躊躇していた人には朗報です。2021年2月に改定されて英文がすべて最近の内容に置き換えられました。「入門英文問題精講」と合わせて行えば、長文読解のためのインプットは完了です。

インプットの次は?

この後は「リスニングの演習」で長文を読むための演習です。

時間のない高校3年でも「リスニングの演習」にある書籍の中で次のような中の4冊の中で少なくとも単語一冊、熟語一冊は行いましょう。

  • Z会 速読英単語 必修編
  • Z会 速読英熟語
  • 旺文社 英文で覚える 英単語ターゲットR 1900
  • 旺文社 英文で覚える 英熟語ターゲットR

リスニングの演習

読解の演習をリスニングと共に行います。

音声を聴きながら英文を目で追い日本語訳が思い浮かぶようになるところから始めて、最終的には音声のみですべて理解できるようにします。

音声の速度で理解できるようになると、長文を読む時のスピードで悩まされることはなくなります。

例としては次のようなものがあります。

  • Z会 速読英単語
    入門編, 必修編, 上級編
  • 旺文社 英文で覚える 英単語ターゲットR
    1200レベル, 1400レベル, 1900レベル
  • Z会 速読英熟語
  • 旺文社 英文で覚える英熟語ターゲットR
  • Z会 速読速聴・英単語
    Daily1500, Core1900

高校一年生や高校二年生はすべて行うとよいです。

英語長文問題で演習

ただ単に問題を解くだけではなく、精読の演習として本文も活用しましょう。

本文で精読の演習

英語長文の問題演習を行う問題集の本文を利用して精読 (文法的な構造を確認しながら和訳) を行います。単語帳に載っていなかった単語はー冊のノートにまとめておくと後で復習しなすくなります。

本文の全文の訳とSVOCが振られている問題集を選んでください。またこの時点では問題はすべて解かなくても大丈夫です。本文を読むために必要あ穴埋め問題だけを合わせて解きましょう。例としては次のようなものがあります。

  • 入門英語長文問題精講 (旺文社)
  • レベル別英語長文問題 ソリューション 1 スタンダードレベル (かんき出版)
  • レベル別英語長文問題 ソリューション 2 ハイレベル (かんき出版)
  • レベル別英語長文問題 ソリューション 3 トップレベル (かんき出版)
  • 関正生の英語長文ポラリス 1 標準レベル (KADOKAWA)
  • 関正生の英語長文ポラリス 2 応用レベル (KADOKAWA)
  • 関正生の英語長文ポラリス 3 発展レベル (KADOKAWA)

改訂されて著者が三浦先生になっています。先生自身の使い方の解説がYoutubeで公開されています。

2020年に出版された本文の内容が新しいものです。

こちらも文章が最近のテーマが多く掲載されています。

一冊につき10 から 12 の長文が含まれています。多読が必要であれば合計7冊行うと良いです。

問題で演習

「長文を読む」の「読解練習」で使用した問題集に含まれている残りの問題を行い、大学入試の問題形式になれます。特に学校の英語の授業で国語の現代文のように英文の和訳(解釈)で終了し問題演習が行われていない場合はここでのアウトプットは重要です。

一文を書く

文法の参考書の例文を書く

英作文では内容の前にまずは文法的なミスで減点されます。
「一文を読む」の「英文法」で使用した総合英語の例文を書けるようにします。「FACTBOOK」は例文のみを抽出した書籍も販売されているのでそちらを使用しても良いと思います。
  • 総合英語 FACTBOOK 例文完全マスター (桐原書店)

基本動詞の使い方の復習

基本動詞を使いこなせるようにします。

もし「一文を読む+聴く」の「英単語と英熟語」で「DataBase」を使用したのであれば、DataBase3000 の「前置詞」と「基本動詞」、DataBase4500 の「基本動詞を含む頻出熟語」の部分を使用できます。

また次のような参考書を使用しても良いです。

「WORD SENSE」は基本動詞の例文に加え、本書の「Part 3」で文と文を接続する例も紹介しています。

問題演習

日本語を英語に直訳するとおかしな英文になりがちです。和文英訳の例文集で演習します。最終的には例文を暗記して実際の入試で使用できるようにします。例としては次のようなものがあります。

  • 英作文のトレーニング 必修編 (Z会)
  • 英作文のトレーニング 実戦編 (Z会)

巻末についている暗唱例文集は必ず覚えましょう。

巻末についている暗唱例文集は必ず覚えましょう。

自由英作文

  • 英作文のトレーニング 自由作文編
  • すぐ書ける自由英作文

和文英訳の例文集での演習に加えて、自由作文では内容の構成力も必要です。構成をインプットする参考書の例としては次のようなものがあります。

英作文のトレーニングの必修編と実践編が終了したら、次はこれです。巻末についている暗唱例文集は必ず覚えましょう。

アウトプットとして演習を積んで、例文をストックするために利用できます。

その他の参考書

対策としてさらに上のレベルを追加したいのであれば以下のものもオススメです。

英単語

  • 英英英単語 上級編, 超上級編 (ジャパンタイムズ出版)
  • 分野別 IELTS 英単語 (オープンゲート)
  • 速読速聴・英単語 Advanced1100 (Z会)
  • 上級英単語 LOGOPHILIA ロゴフィリア (アスク)

単語帳形式で、単語 + 例文になっています。一つの単語に対して複数の意味の例文が含まれています。超上級編より上の単語はおそらく遭遇しません。ただ動詞の自動詞、他動詞の情報は付属していないです。

単語帳形式で、単語 + 例文になっています。イギリス発音に慣れたいならIELTSの単語帳がオススメです。

文章で単語とテーマ力をさらに強化するために使用できます。

こちらも文章で単語とテーマ力をさらに強化するために使用できます。Vocabulary には Passage とは別に例文がついているので、単語帳として例文のみを使用することもできます。形式的にはターゲットとターゲットRが一冊になったような感じです。ただ動詞の自動詞、他動詞の情報は付属していないです。

英文法

  • 全解説頻出英文法・語法問題1000 (桐原書店)
  • スーパー講義英文法・語法正誤問題 (河合出版)

文法・語法の4択問題の演習として一冊目に使用するには解説がシンプルすぎてわからないかもしれません。英文法の演習用の問題集として紹介した「スクランブル英文法・語法」の問題はほぼすべてこちらにも含まれています。単純に英文法・語法の難問が300問ぐらい追加されている感じです。

整序問題も含まれているので、整序問題集としても使用できます。

正誤問題が出題される場合に利用してください。

まとめ

最後に勉強のステップを簡単にまとめます。まず初めに基礎として以下の書籍の例文 (英文法・語法の場合は問題文) の音声で意味が理解ができるようにしましょう。

  • 総合英語 ジーニアス
  • 単語帳・熟語帳 (Database 3000 と 4500) の例文
  • 上級英単語 LOGOPHILIA ロゴフィリア の Vocabulary の例文
  • 英文法・語法 (スクランブル)

次の日に忘れるくらいでも大丈夫です。これ以降で何度も遭遇します。

次に文章として理解できるかどうか確かめます。

  • 入門英文問題精講
  • 基礎英文問題精講

この後読むスピードの対策をします。付属音声のスピードで本文を理解できるようになると長文読解の読むスピードで悩まされることはなくなります。

  • 速読英単語 必修編, 上級編
  • 速読英熟語
  • 速読速聴 英単語 Daily, Core

速読英単語 上級編と速読英熟語の別売り音声CDの購入を避けたい場合は、ターゲットR の 1900 と英熟語でも大丈夫です。

さらなる多読で単語力をさらに向上させます。

  • 上級英単語 LOGOPHILIA ロゴフィリア の Passage
  • 速読速聴 英単語 Advanced

作文がある場合はその対策も行います。

  • 総合英語の基本例文
  • Database 3000 の「基本動詞」と「前置詞」
  • Database 4500 の「基本動詞を含む頻出熟語」
  • 英作文のトレーニング 必修編, 実践編

ここまで終了すれば、どの大学の過去問にでも入れます。過去問では出題傾向に慣れるための訓練に集中できます。

高校2年生までに終了させておくとかなりアドバンテージになります。あとは時間が許す限りアウトプットとしてリスニングを含めた多読を行っておくことが高得点への道です。英語長文問題を使用した演習や自由作文はは高校3年生の9月以降でも十分間に合います。